ロボット掃除機があれば日々の掃除機掛け作業がなくなり体力的に楽になります。
また掃除機に要していた時間も有意義に過ごすことが出来るようになるため購入することのメリットは非常に大きい家電製品となるでしょう。
スペック図鑑の独自調査では掃除機掛けに対する所要時間は下記のようなアンケート結果が出ており、10分~20分という回答が半数以上となっています。
お家で掃除機に費やす時間は1回の掃除で何分くらいですか?
— スペック図鑑~家電アドバイザー~ (@supekan777) 2022年4月4日
つまり日々の掃除機掛けがなくなると、貴重な10分~20分を好きなように利用することが出来るようになるため、忙しい主婦の方はめちゃくちゃロボット掃除機は欲しいと感じるのではないでしょうか?
ただロボット掃除機って決して安い買い物ではありませんので、せっかく購入した製品で失敗はしたくありませんよね。
今回スペック図鑑では、yeediのロボット掃除機「yeediモップステーション」を提供して頂き、どんな商品なのか簡単に製品レビューをする予定だったのですが予想以上に素晴らしい製品だった為
「ロボット掃除機を買うなら何にしよう?」と悩んでいた方に向けて是非とも買っていただきたい商品だと感じ急遽、実践解説記事に内容を変更させていただきました。
日々の掃除機掛けに対するストレスや時間から解放されたい方は必ずチェックするようにしてください!
※この記事はyeediから製品提供をして頂き作成したレビュー記事となります。
目次
yeediモップステーションって何?
yeediのロボット掃除機はクラウドファンディング「Makuake」にて製品販売がスタートした吸引&水拭きが出来るロボット掃除機になります。
今回yeediモップステーションをオススメする理由としましては、ただ水拭きが出来るというポイントだけではなく、なんと「水拭きしたモップを自動でクリーニングまでしてくれる」さらに「カーペットを検知して自動回避してくれる」という消費者に嬉しい機能が搭載されているからです。
ロボット掃除機に水拭き機能が搭載された製品は過去から複数ありましたが、清掃後にモップの手入れが必要になったり、カーペットや絨毯がある環境では思うように利用ができずユーザーにとって大きなデメリットとなっていました。
スペック図鑑にて実際にユーザーが気になるポイントを実践し、購入で失敗しないための参考記事となるよう下記に詳しく内容をまとめました。
yeedi mop stationの気になる7項目を実践解説!
ロボット掃除機の性能を確認するにあたり注目すべきポイントは決まっています。
今回は7つの項目に注目し「yeedi mop station」の実力を確認していきましょう。
▫️7つの気になる注目ポイント
- 清掃能力
- 障害物検知能力
- 運転音
- 運転稼働時間
- 専用アプリ
- お手入れ方法
- メリットデメリット
通常であればカタログの解説やスペック表からイメージするしかないのですが、今回は上記項目をより詳しく動画付で実践レビューを行います。
清掃能力を実践で確認!
清掃能力はロボット掃除機で、一番重要な項目になります。
- 吸引力
- 水拭き力
- 壁際集塵力
購入後に後悔しないためには、3つの清掃ポイントを確認する必要がありますので、それぞれ実践動画を挙げています。
1.吸引力
yeediモップステーションの吸引力は、公表されているスペック値では最大吸引力2500Paとなっており、合計4段階の吸引力設定が可能です。
200Pa 静音
600Pa 標準
1200Pa 最大
2500Pa ディープクリーニング
それぞれの吸引力で、どれくらいのゴミを吸い込む事ができるのか実践してみましょう。
静音運転
標準運転
最大運転
ディープクリーニング運転
この動画を確認する限り、2段階目の標準運転でゴミはしっかり回収出来ていることが分かります。
標準運転は吸引力が600Paになりますが、他社製ロボット掃除機と比較する際に、これだけの吸引力があれば十分という基準にもなるでしょう。
2.水拭き能力
床をピカピカにしてくれる拭き掃除機能ですが、yeediモップステーションのスペック表記では「加圧力」と「回転数」で表現がされています。
加圧力は10Nとなっており、この値は1kgの重さで床を拭くのと同等とのことです。
さらにyeediモップステーションは加圧だけでなく、モップの回転も同時に行い1分間で180回転する機能が搭載されています。
「1kgの力+1秒に3回転=水拭き能力」
このように記載を変えると凄くピカピカにしてくれそうなロボット掃除機だとイメージができますね!
水拭きの水量は3段階で設定することが可能となっています。
床拭きの実践動画
水拭き性能がどれくらいあるのかを我が家の調味料三銃士(ケチャップ、ソース、マヨネーズ)で検証してみました。
無駄遣いは良くないのですし、ロボット掃除機も汚したくなかったので少量での検証となっています。
ひと拭きで9割方拭き取り、ふた拭き目にはツルツルの仕上がりになり、これを撮影した時はもはや衝撃映像レベルだとまさしく衝撃を受けました。
3.壁際の集塵力
ゴミやホコリは壁際に溜まりやすい性質があるため、掃除機の壁際集塵力は非常に重要となります。
ロボット掃除機にはサイドブラシが取り付けられていることが多く、壁際のゴミを掻きこむにはサイドブラシと吸引力がポイントとなります。
yeediモップステーションは壁際の集塵力がどれくらいあるのか動画で確認してみましょう。
編集中
障害物検知能力を検証
全て自動で掃除をしてくれるロボット掃除機にも最大の弱点があるのですが、その内容は何になるのかと言うと「運転途中での充電切れ」もしくは「障害物に引っ掛かり動けなくなる」の2つになります。
障害物(コード類、おもちゃ、段差)を検知するセンサー能力はロボット掃除機として運転を続けるためには重要な役割を果たします。
yeediモップステーションは「ビジュアルSLAM」と「フロアトラッキングセンサー」の搭載により自宅のレイアウトをしっかり把握するとされています。
実際に運転してみるとどれくらいのレベルで障害物を検知できるのか確認してみたいと思います。
おもちゃの検知能力
おもちゃがあるというのは完全に認識しているようですが、運転スピードを落として周りに押し込めばいいでしょ!
と言わんばかりに周りへとゆっくり優しく追いやる印象でした。
一番右にあるハリネズミ君くらいの大きさになれば回避して掃除しようとするラインかと思われます。
コード類の検知能力
おもちゃの時とは違い問答無用でコードに突っ込んでいく姿には思わず笑ってしまいましたが、コード類に関しては認識しているのかどうか分かりませんが、とりあえず突っ込んでいきますので、清掃エリアにコード類を置くのはNGです!
yeediモップステーションは壁際までしっかりと清掃をおこないますので、コード類を壁際に沿わせている場合でも、しっかりとコードまで回収してしまう可能性があります。
コード類は壁際に沿わせていたとしても地面から数センチ高いところで固定しておくことをおススメします。
カーペットや絨毯の検知能力
水吹き機能のロボット掃除機で一番困ることがカーペットや絨毯への侵入です。
yeediモップステーションのカーペット検知機能は非常に優秀で驚きましたが、動画のように乗り上がるものの、水で濡れたモップ部分はカーペットに触れないところで制御されています!
2種類の厚さが違うカーペットで試しましたが両社とも完璧な回避っぷりを見せてくれました。
運転音はどんな感じ?
運転音は大きさは稼働時のモードによって異なりますが、公表されているスペック値では最大76dBと記載がされています。
70dB~80dBはどれくらいの音量になるか例えると、「やかんの沸騰音」「セミの鳴き声」「電車の車内」と一般的にはうるさいと感じる大きさになります。
一般的な掃除機の運転音は70dB前後なので、yeediモップステーションがうるさいという事ではなく可もなく不可もなくと言った音量になります。
ちなみにドライヤーの運転音は80dB~90dBと言われていますのでこちらも参考にしてみてください。
yeediモップステーションの運転モードは4段階になりますので、清掃能力の実践動画を確認する限り標準モードで常時運転して問題はないと思われます。
それぞれ4段階の運転音を比較してみましょう。
検証の方法はiPhoneアプリ「dB Master」を利用して、普通に筆者が立った位置からのdB測定を行っています。
筆者の住宅環境は体感的に無音と感じる場合でもアプリ上では30dBの表記となっており、一般家庭では20dB以上の環境が普通だと思われます。
yeediモップステーションの運転音
▫️静音運転
50~53dB
▫️標準運転
55~57dB
▫️最大運転
60dB~63dB
▫️ディープクリーニング運転
67~70dB
▫️モップスタンバイ時
65dB~67dB
▫️モップ洗浄時
67dB~68dB
▫️送風運転
34~35dB
実際に利用してみると70dB以上の数値が現れることはほとんどなく、「ディープクリーニング運転」と「モップ洗浄」が住宅環境によっては気になるくらいかな?と感じました。
標準運転で床のゴミはほとんどキレイに回収するため、ディープクリーニング運転にする必要はほとんどありません。
運転稼働時間
引用:Makuake公式
お掃除ロボットの運転時間は60分~90分が一般的となります。
有名なルンバの運転時間も75分前後がバッテリー持ちの相場となっていますので参考にしておくといいでしょう。
yeedi mop stationの稼働時間は驚異の180分となっており、高性能なナビゲーションにより効率的なお掃除が可能です。
その広さはなんと最大103畳もの広さを清掃出来るとされています。
また水拭きの際は、モップが汚れたままで動き回らないよう10分おきに自動で充電ステーションへ戻り、水拭きモップを再洗浄して途中の場所から再運転してくれるめちゃくちゃ優秀なロボットです。
専用アプリの操作画面
通常お掃除ロボットはスマホの専用アプリから画面を通して遠隔での操作をすることが一般的です。
つまりアプリの見やすさや、使いやすさはロボット非常に重要になる訳なんですね。
yeediは専用アプリの「yeedi」を利用して操作を行うのですが、どのような操作画面なのか確認をしてみましょう。
▫️ロボット掃除機の選択画面
▫️お部屋のマッピング画面
マッピング機能には「フロアトラッキングセンサー」と「ビジュアルSLAMテクノロジー」が効果を発揮し正確なお部屋マップが作成されます。
お部屋の種類も「リビング」、「寝室」、「キッチン」といったようにアプリ画面から区別するこが可能です。
▫️運転モード選択画面
「yeedi」アプリは非常にシンプルな操作性となっていましたので、誰でも使いやすいのではないかと感じました。
「エリア指定清掃」や「進入禁止エリア」、「カスタム運転」など細かな設定が出来る画面もありましたので、設定方法はまた後日に更新したいと思います。
お手入れ方法を確認しよう!
基本的に全自動でクリーニングを行ってくれる機能が搭載されているため頻繁に手入れをするわけではありませんが汚れが気になったり、ダストボックスのゴミは手動で回収する必要があります。
お手入れするべき箇所は
- ダストボックス
- 汚水タンク
- 給水タンク
- 水拭きモップ
- メインブラシ
- サイドブラシ
このようになっています。
※「給水タンク」「メインブラシ」「サイドブラシ」に関してはほとんど手入れすることはありません。
ダストボックスは清掃するお部屋の広さにもよりますが、2回~3回の運転を行ったらごみ捨てをするような感覚で認識しておくといいでしょう。
汚水タンクは清掃が終了する度に排水することがオススメとなります。タンクの水を捨てるだけだと手が汚れる事もありませんので気軽に手入れすることができます。
ちなみに給水タンクは3500mlもの大容量タンクとなっていますので、掃除の度にタンクへ水を給水する必要がありません。
感覚的に10回以上はロボット掃除機がモップ洗浄を行っても、水を給水する必要がなかったので非常にストレスフリーだと感じました。
給水タンク画像
その他の手入れ箇所に関しては、長期的に使用するにあたり破損してしまったり汚れがとれなくなったらパーツの購入を行い交換するようにしましょう。
実践レビューしてみて感じたメリットデメリット
yeedi mop stationを実際に製品レビューしてみて素直に感じた事をメリットとデメリットで評価を記載します。
yeedi mop stationのデメリット
- 本体がサイズ大きい
- ゴミの自動回収機能がない
- モップの乾燥に時間がかかる
まず「yeedi mop station」を最初に見て素直に感じた事はモップステーションが大きいこと。
高さ41.1cm×横幅38.2cm×奥行き43.0cm
設置スペースを確保する必要があるため、そもそもスペースが足りずに導入が出来ないケースがあると感じました。
ロボット掃除機はステーションに戻るための幅も必要になりますのでこのスペースも考慮して購入を検討するようにしましょう。
▫️設置に必要なスペース
ステーションの両サイド50cm
ステーションの前面から150cm
※スペック図鑑の実践では前面スペース90cmでも問題なく動作確認済み。
また水拭きモップの自動洗浄は搭載されていますが、ゴミの自動回収機能は搭載されていないため勘違いしやすい注意点となります。
モップ洗浄後の自動乾燥機能は便利ですが、乾燥には時間を要しますのでベッド付近に設置する場合や、無音に近い空間を求める方には気をつけておきたいポイントになるでしょう。
yeedi mop stationのメリット
- 本格的な水拭き能力
- モップの手入れ回数が少なくて済む
- カーペットセンサーがすごい!
yeediモップステーション最大のメリットはもちろん水拭き機能です。
水拭きに対する加圧力が強く他社製のロボット掃除機よりも格段にきれいな仕上がりを実現してくれました!
さらに10分~15分毎にステーションへ戻りモップを清潔にして、清掃途中の場所から最運転してくれる事も魅力的なポイントだと言えるでしょう。
また掃除完了後はモップを自動でクリーニングし、送風での乾燥まで行ってくれますので手間いらずの嬉しいロボット掃除機となります。
また、過去に水拭きロボット掃除機を購入し、汚れたモップでカーペットに乗り上げする事実に絶望を感じたユーザーさんもいらっしゃるかもしれません。
動画でもお見せした通りyeediモップステーションは、カーペットはしっかり検知して回避してくれますので、このような悩みは完全に解決できる素晴らしい製品だと言えるでしょう!
他社製のロボット掃除機でこれだけのハイスペックモデルを購入するなら15万円~20万円近くの費用が掛かりますが、「yeediモップステーション」はなんと11万円で購入することができるので驚きです。
下記の公式販売ページにて製品の細かい詳細は記載がされていますので興味あるか方は是非ともチェックしみてください。
yeedimopstationの口コミが気になる方へ
yeedimopstationはクラウドファンディング「Makuake」にて製品販売がスタートしたロボット掃除機となります。
2021年7月にスタートし、2021年9月までで793人のサポーター(購入者)が応援を行い合計4000万円以上もの応援購入総額を達成した注目度、期待度が共に高いロボット掃除機となります。
2021年11月に一般販売も始まり、公式サイトから誰でもyeedimopstationを購入することが出来るようになっています。
すでに800人近くのサポーター(購入者)がいることは分かっていますのでインターネット上にはモップステーションに対する口コミが投稿されています。
スペック図鑑にて調査を行い、使ってみてどのような評価がされているのか、別記事にて詳しくまとめていますので参考にしてください。
yeedimopstationの初期設定方法を知りたい方へ
yeedimopstationの購入後はスマホから遠隔操作を行うために初期設定が必要になります。
初期設定の方法が分からない方や、どのような手順で行うのか事前に知っておきたい場合は下記にて詳しく初期設定手順を解説しておりますので確認をしてください。
ルンバとエコバッグスの水拭きロボットと比較
お掃除ロボット界では有名な家電メーカー「iRobot」と「エコバッグス」ではどのような水拭き対応モデルを販売しているのでしょうか?
スペック図鑑にて各メーカーの代表的なモデルとyeediモップステーションを徹底的に比較してみました。
結論としては
エコバッグスが一番高性能だが、本体価格がyeediモップステーションの約2倍する。
吸引ロボットと水拭きロボットを分けて使いたいならルンバとブラーバの連携がオススメ。こちらも本体価格はyeediモップステーションの約2倍となります。
本体価格のコスパで選ぶ、もしくはゴミの回収だけが手動で問題なければ選択肢は「yeediモップステーション」一択と言えるでしょう!