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エアコンの除湿が効かないのは性能の問題?除湿機と併用も考えよう

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天気が悪い日や、梅雨の時期って室内がジメジメしてものすごく不快な気持ちになりますよね。

 

ほとんどのエアコンには除湿モードが搭載されていますので、冷房運転から除湿運転に切り替え、不快に感じる室内を快適にしようとするのは普通の行動です。

 

しかし除湿運転に切り替えても「エアコンの除湿が効かない」もしくは「肌寒くなってしまいエアコンを止めたり暖房に切り替える」このような結果になりストレスに感じることは良くあることでしょう。

 

今回はエアコンの除湿がなぜ効かないのか原因を解説し、改善するための方法や、湿度を下げるマストアイテム「除湿機」のオススメ3機種を紹介します。

 

目次

 

エアコンの除湿が効かない原因って何?

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エアコンの除湿機能でお部屋の湿度を下げようとするならば、運転モードを除湿運転に切り替えて利用することが一般的です。

 

室内の湿度は湿度計があれば何%なのか把握することができますが、湿度計を持っている方はそんなに多くないでしょう。

 

人がジメジメした環境を不快に感じる状態は「不快指数」という基準で表すことができ75~77以上の指数でほとんどの人が不快だと感じるようになります。

 

不快指数は「室温」と「湿度」2つの指標から計算することができ、「室温を下げる」もしくは「湿度を下げる」ことで快適な環境を作ることができます。

 

つまり「エアコンの除湿が効いていない!」と感じる状況は温度も高く、湿度も高い状態が続いている。もしくは温度だけ下がり、肌寒いと感じている環境となります。

 

どちらにしても湿度を下げることは重要なポイントになりますので、この点に注目しながら除湿が効かない原因を確認してみましょう。

 

窓や扉が開いている

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エアコンの除湿をしていても湿度が下がらない原因として、除湿運転しているにも関わらず、部屋の扉を開いていたり、窓を開けている環境が考えられます。

 

基本的には部屋の湿度が高いということは、室外の空気も湿度が高いことに繋がりますので、いくら部屋の空気を除湿したとしても外気が次から次へと取り込まれることにより、まったく除湿が進まないという事に繋がるのです。

 

除湿を目的にエアコンを運転するのであれば、エアコンに限ったことではありませんが外気が入ってこない環境で除湿することが重要です。

 

室温が低すぎる

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科学的に室温が低すぎると、湿度は下がりにくい状態となります。

 

エアコンの基本的な除湿方法は、室温を下げながら空気中の水分を取り除く「弱冷房除湿」方式が主流となります。

 

そのため部屋の温度が低くなっているにも関わらず湿度が高い「ジメジメ」環境になっている場合は、エアコンを除湿運転モードにしていても湿度が下がりにくい状況だと言えるのです。

 

エアコンのモデルによっては「再熱除湿」という除湿方式があり、電気代は掛かりますが除湿を行うには最も効果的です。

 

室温が低くて上手く除湿出来ない場合でも除湿モードを「再熱除湿」に切り替える事で問題が解決する可能性が高くなります。

 

除湿方式が1つしか対応していない

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エアコンの除湿方式には先述しましたが「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類に区別することができます。

 

エアコンのモデルによっては「弱冷房除湿」しか搭載されていないことも多く、夏場の蒸し暑い季節には弱冷房除湿でジメジメを解決出来たとしても、梅雨場のような高湿度の季節では除湿機能がまったく効かないということは良くある悩みポイントになります。

 

エアコンのリモコンや型番を確認し、「再熱除湿機能」が搭載されていないようであれば現状の悩みをエアコンの除湿機能だけで解決するのは難しいかもしれませんので、「使い捨ての除湿剤」や、「除湿機」など他のアイテムを利用して対策することを検討した方がいいでしょう。

 

弱冷房除湿しかなかったら除湿機と併用しよう!

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エアコンの除湿が効かない原因を解説しましたが、「窓や扉を閉める」、「再熱除湿に切り替える」このような対策方法で解決できれば追加費用も掛からず今すぐに悩みが解消することになりますので記事を読んで頂いた甲斐があった事にはなるでしょう。

 

エアコンを確認して「弱冷房除湿」しか搭載されていなかったり、「窓や扉を閉めても」「再熱除湿」に切り替えてもジメジメの不快感を解決出来ない場合は除湿機の購入をオススメします。

 

何でもそうなのですが、目的を果たすには専用のアイテムというものが存在しているもので、湿度を下げるには名前の通り「除湿機」が効果を発揮するアイテムになる訳です。

 

除湿機とエアコン除湿を併用する事で不快なジメジメをスピーディーに解消出来るようになる可能性が高くなります。

 

除湿機はエアコンのように大型家電ではありませんので、家庭への導入も簡単にする事ができますし、用途に合わせてお好みの除湿機が選べますので解説します。

 

除湿機なら導入が簡単で除湿方式も選べる

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お部屋の湿度を下げたい場合、除湿機を利用する事は非常にオススメの方法となります。

 

エアコンで湿度を下げる場合、室内温度を冷房運転で低下させることにより除湿が行われるので、室温が下がりすぎ肌寒さを感じるデメリットがあります。

 

除湿機は除湿方式にもよりますが、室内の温度変化がエアコンの冷房除湿より少なく快適な除湿に期待ができるでしょう。

 

また除湿機を導入するメリットには空間を除湿できる事だけではなく、衣類の部屋干しに対する「スピード感のある乾燥」「生乾き臭の低減」にも効果も期待ができます。

 

部屋干しする機会の多い方は除湿機導入を前向きに検討する事をオススメします。

 

除湿機の方式には

  1. コアンダ式
  2. コンプレッサー式
  3. ハイブリッド式

3種類があります。

 

それぞれに特徴があひ、メリットやデメリットが存在しますので使用環境に合わせた製品を選ぶためにも詳しく解説していきます。

 

1.デシカント式

水分の吸着性に優れたゼオライトを活用し除湿を行う方式になります。

 

特徴としてはゼオライトに吸着した水分をヒーターの加熱効果により除湿していきます。

 

室内温度により性能変化はありませんが、ヒーターで熱した暖かい空気を排出するため室内温度が上がり夏場の利用はオススメされておらず、冬場のような室温が低い季節に使用すべき除湿機となります。

 

メリットとしては冬場でも利用することができ、運転音も小さい点があげられます。

 

デメリットとしては電気代が高い、夏場は室内の温度上昇に繋がるためオススメ出来ないという点があげられます。

 

2.コンプレッサー式

コンプレッサー式は取り込んだ空気を冷やすことで除湿を行う方式になります。

 

特徴としては取り込む空気の温度が低いと除湿能力が低下し、空気の温度が高くなるほど除湿効果が高くなります。

 

日本人が一番除湿したいと感じる時期は梅雨の季節かと思われますので、まさしくこのように温度が高めの季節にはベストな除湿方式となるでしょう。

 

メリットとしては電気代が安い、夏場は効果的という点があげられます。

 

デメリットとしてはコンプレッサーがあることにより運転音が少し大きめ、気温が低いと性能が低下するという点があげられます。

 

3.ハイブリッド式

ハイブリッド式は「デシカント式」と「コンプレッサー式」を組み合わせた良いとこ取りの除湿機となります。

 

メリットとしては、季節関係なく年間通していつでも利用することができる点と、ハイブリッド式はハイスペックのポジションになるので様々な付加機能が搭載されている事が一般的です。

 

デメリットとしては本体価格が高額になってしまう事と、本体サイズが大きいモデルしか販売されていないため設置スペースが確保出来ない方には導入が難しくなるでしょう。

 

各メーカーの除湿機まとめ

除湿機を販売している家電メーカーはそこまで多くありませんので、比較的に除湿機選びはしやすくなってくると思われます。

 

今回スペック図鑑では「Panasonic」「SHARP」「MITSUBISHI」「CORONA」の衣類乾燥除湿機を比較してまとめていますので、他社メーカーが気になる方はチェックしてみてください。

 

Panasonicの除湿機

Panasonicは「ハイブリッド式」と「デシカント式」の除湿機を販売しているオールシーズン使いたい方に向けてオススメなメーカーとなります。

 

大手日本メーカーでもありますので、安心感を求める場合や、ブランド名だけでも購入する価値があるでしょう。

Panasonic除湿機2022年まとめ

 

SHARPの除湿機

SHARPは「ハイブリッド式」と「コンプレッサー式」の除湿機をメインで販売していますが、2022年モデルでは「デシカント式」も合わせて発売されましたので、全部の除湿方式が選べるメーカーとなります。

 

消臭・除菌効果が期待できる「プラズマクラスター」が特徴的でもあり、衣類の部屋干し臭を抑制したい方などにオススメとなるでしょう。

SHARP除湿機2022年まとめ

 

MITSUBISHIの除湿機

MITSUBISHIは全ての除湿機が「コンプレッサー式」で販売されていますので、基本的に梅雨から夏場にかけての利用を検討している方にオススメのメーカーとなります。

 

衣類の生乾き状態を検知する「ムーブアイ」搭載機種と、室内の空間除湿をパワフルに行うパワータイプの2シリーズ展開になっているため悩むことなく選びやすい事も特徴と言えるでしょう。

MITSUBISHI除湿機2022年まとめ

 

CORONAの除湿機

除湿機メーカーでは本体価格が安価で購入しやすい特徴があります。

 

衣類乾燥時間も大手Panasonicに引けをとらない速さを実現しており、パワフルモデルからコンパクトタイプ、クーラー一体型など選べる種類も豊富です。

 

空間除菌で人気が出てきているイオン発生技術はどのモデルにも搭載はされていませんので、除湿機でニオイや菌を抑制したい方は他社の除湿機を検討してみてもいいかもしれません。

※イオン発生技術の効果は実用空間での結果ではありませんので、過信は禁物です。

CORONA除湿機2022年まとめ

 

空間除湿にオススメの除湿機3選!

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除湿機を購入する場合は2つの目的に応じてモデルを選ぶ事がオススメとなります。

 

2つの目的には「お部屋全体の除湿を目的とする空間除湿」「部屋干し衣類を乾かす事を目的とする衣類乾燥除湿」がありメーカーとしても衣類乾燥に特化した製品や、空間をパワフルに除湿する製品を区別する傾向にあります。

 

今回オススメする除湿機3選ではお部屋全体の「空間除湿」でオススメなモデルをご紹介しますので参考にしてみてください。

 

衣類乾燥にオススメなモデルを確認したい場合はコチラからチェックをお願いします。

衣類乾燥にオススメな除湿機3選

 

1.Panasonic「F-YHVX120」

 

年間を通して利用ができるハイブリッド式の製品となり、送風口には角度を変化できる2つのルーバーが搭載されていますので使い勝手が良いオススメのモデルとなります。

 

ナノイーXの搭載によりニオイの低減効果や花粉、ウイルス抑制にも期待ができます。

 

衣類の部屋干し乾燥で利用する場合は、カラッとセンサー機能により、除湿機が衣類の乾燥を検知すると自動で運転を停止する便利な性能もあります。

 

除湿能力は1日12.5Lになりますので、梅雨の時期や夏場にしか利用しない。もっとパワフルな除湿機能を求めたいということであれば事項でオススメする「MITSUBISHI」や「SHARP」から購入してみるといいでしょう。

 

2.MITSUBISHI「MJ-P180SX」

 

三菱の除湿機は全てコンプレッサー式で製造が行われていますので選ぶ際に難しく悩む必要がない事が嬉しいポイントです。

 

型番が「MJ-M」と「MJ-P」の2種類あり、「MJ-P」は空間除湿向きのパワフルタイプとなります。

 

MJ-P180SXは下向きに送風ができるルーバーが搭載されていため、湿度が高いときに良く感じる「床の湿気」や「ふとんやカーペット」の湿気も除湿することが可能です。

 

1日で18Lの大容量除湿ができ、高性能フィルターも備え付けられていますのでちょっとした空気清浄機としても役割を果たすことができます。

 

3.SHARP「CV-P180」

 

空間除湿だけでなく空間除湿にも期待できる「プラズマクラスター」を発生させながら除湿を行います。

 

プラズマクラスターは生乾き臭の抑制、カビ発生の抑制に効果があると期待されています。

 

1日で18Lの大容量除湿ができ、除湿運転終了後は本体内部に残っている水分を乾燥によって乾かす機能も搭載されていますので、清潔に内部を保つことができるでしょう。

※排水タンク除く

 

風向を横幅165㎝、縦幅190㎝に届ける事が可能なので、衣類の部屋干しを乾かすモデルとしても優秀になります。

 

生乾き臭をとにかく改善したい!そんな方へ

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洗濯物の干し場所を探している理由が「衣類の生乾き臭を改善したい!」ということであれば、除湿機だけでは改善出来ない可能性も考えられます。

 

スペック図鑑では生乾き臭への悩みを解決するべく、「生乾き臭を撃退する最強家電3点セット」を考案しています。

 

理想はハイスペックなドラム式洗濯機を購入したり、除湿機能が強いエアコンの購入も効果的なのですが導入するための費用が高額になる懸念点があります。

 

オススメする3点セットは6万円前後で生乾き臭を改善する可能性が非常に高くなりますので、是非とも導入を検討してみるといいでしょう。

生乾き臭対策の最強家電3点セットをチェック!