NW-YC10とNW-BB10の違い|NW-YC10とNW-YB10の違い

象印の人気シリーズ「豪熱大火力」から登場している NW-YC10・NW-BB10・NW-YB10。

 

どれも同じ5.5合炊きの圧力IH炊飯ジャーで、「見た目がそっくりだけど、いったい何が違うの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

 

実はこの3機種、搭載されている加熱システムや保温性能、釜の厚さ、炊き分け機能、そして価格帯にもしっかりと差があります。

この記事では、3機種のスペックを比較し、どんな人にどのモデルが向いているのかを分かりやすくまとめています。「どれを選べばいいのか迷っている」「買うなら失敗したくない」そんな方は是非参考にしてみてください。

 

 

NW-YC10とNW-BB10の違い|

 

象印の「NW-YC10」と「NW-BB10」は、どちらも“豪熱大火力IH”を採用した5.5合炊きモデルですが、性能面ではしっかりと差があります。

 

NW-YC10は「黒まる厚釜」と“うるつや保温(30時間)”を搭載したベーシックモデルで、日常使いにちょうど良い一台でしょう。

 

一方のNW-BB10は、「鉄器コート黒まる厚釜」を採用し、圧力の炊き分けも7通りに対応。“極め保温(40時間)”にも対応しており、長時間でもツヤとふっくら感を保てる上位モデルです。

 

炊き上がりの美味しさを追求するならNW-BB10、コスパ重視で使いやすさを求めるならNW-YC10が良い選択でしょう。

 

項目 NW-YC10 NW-BB10
内釜 黒まる厚釜(1.7mm) 鉄器コート黒まる厚釜(1.7mm)
炊き分け圧力 3通り 7通り(白米は5通り)
追加メニュー 熟成炊き(白米) 白米特急/冷凍ごはん/雑穀米炊き分け3コース
保温 うるつや保温:30時間 極め保温:40時間(+高め保温)
液晶表示 グレー液晶 高コントラスト液晶
外形寸法(約) 25×36.5×20.5 cm 27.5×34.5×21.5 cm
本体質量(約) 5.0 kg 6.0 kg
年間消費電力量(エコ炊飯) 77.2 kWh/年 77.1 kWh/年
1回あたり炊飯消費電力量(エコ炊飯) 140 Wh 139 Wh

 

鉄器コート黒まる厚釜

「鉄器コート黒まる厚釜」は、NW-YC10の「黒まる厚釜」をグレードアップさせた仕様です。

 

外側に鉄器コートを施すことでIHの熱伝導がより効率的になり、米の芯までしっかり加熱できます。その結果、炊き上がりの粒立ちや甘みが増し、よりふっくらしたごはんに仕上がるのが特徴です。

 

つまり、見た目は似ていますが、熱の伝わり方と炊き上がりの質がワンランク上なのが鉄器コート黒まる厚釜の強みでしょう。

 

極め保温

「極め保温」は、内釜の底・側面・ふたにある複数のセンサーで、ごはんの温度と水分の変化を細かく検知しながら、ヒーターの加熱を自動でオン・オフ調整しています。

 

これにより、内部の温度を一定に保つだけでなく、水分が逃げすぎないように微妙な加熱コントロールを行うのが特徴です。

 

NW-YC10とNW-YB10の違い

 

象印の「NW-YC10」と「NW-YB10」は、どちらも“豪熱大火力IH”を採用した5.5合炊きの圧力IH炊飯ジャーで、実はスペック上の大きな違いはほとんどありません。

 

両モデルとも「黒まる厚釜(釜厚1.7mm)」を使用し、3通りの炊き分け圧力や“うるつや保温(最大30時間)”など、主要な機能や構造は共通しています。消費電力・本体サイズ・炊飯容量まで同一仕様で、炊き上がりの味わいも基本的には変わりません。

 

違いがあるとすれば、発売時期とデザインの細部です。NW-YC10はNW-YB10の後継モデルとして登場しており、操作パネルの表示やカラーリングが若干変更されています。内部機能はそのままに、より見やすく・扱いやすくなったマイナーチェンジ版という位置づけでしょう。

 

つまり、炊き上がりや性能面で差を感じることはほとんどなく、価格が安い方を選んでも問題ないモデルといえるでしょう。

 

項目 NW-YC10 NW-YB10
発売時期 2025年9月発売 2024年発売
シリーズ名 豪熱大火力 圧力IHタイプ 豪熱沸とう 圧力IHタイプ
加熱制御

沸とう維持工程でも火力を上げ続ける

「大火力制御」採用

沸とう時に強火で炊き続ける従来制御
クリーニング機能 におい対策強化タイプを新搭載 なし(通常タイプ)
付属品 立つしゃもじ・計量カップにバイオマスプラ「Prasus」採用 標準プラスチック製付属品
デザイン

スレートブラック(BZ)

ホワイト(WA)・新液晶パネル採用

ブラック(BA)

ホワイト(WA)

主な進化点

火力制御・におい対策

環境配慮の3点を改良

前世代の標準仕様

 

 

NW-YC10の基本スペック

項目 内容
製品名 象印 圧力IH炊飯ジャー 豪熱大火力 圧力IH NW-YC10
発売日 2025年9月発売
カラー スレートブラック(BZ)/ホワイト(WA)
炊飯方式 圧力IH式(豪熱大火力圧力IH)
炊飯容量 0.09〜1.0L(約0.5〜5.5合)
内釜 黒まる厚釜(厚さ 約1.7mm)/内釜3年保証付き
最大炊飯時消費電力 1,240W
年間消費電力量(エコ炊飯時) 約77.2kWh/年(省エネ基準達成率110%)
炊飯時消費電力量(1回あたり) 約140Wh(エコ炊飯時)
保温時消費電力量(1時間あたり) 約16.8Wh/h
外形寸法(約) 幅25.0×奥行36.5×高さ20.5cm(ふた開き時の高さ:約42.0cm)
本体質量(約) 5.0kg
主な機能 ・豪熱大火力圧力IH・炊き分け圧力(3通り)・うまみ圧力蒸らし・熟成炊き(白米)・うるつや保温(最大30時間)/高め保温・あったか再加熱・クリーニング機能(におい対策強化)・時計式タイマー2種類・お知らせメロディー・洗米OK内釜/洗える内ぶた
主な炊飯メニュー 白米/無洗米/玄米/雑穀米/おこげ/発芽玄米/おかゆ/おこわ/エコ炊飯
炊き分けコース 白米炊き分け3コース(ふつう・やわらかめ・かため)
付属品 立つしゃもじ・計量カップ(バイオマスプラ「Prasus」採用)
生産国 日本製

 

 

 

NW-YB10の基本スペック

項目 内容
製品名 象印 圧力IH炊飯ジャー 豪熱沸とう圧力IH NW-YB10
発売日 2024年発売
カラー ブラック(BA)/ホワイト(WA)
炊飯方式 圧力IH式(豪熱沸とう圧力IH)
炊飯容量 0.09〜1.0L(約0.5〜5.5合)
内釜 黒まる厚釜(厚さ 約1.7mm)/内釜3年保証付き
最大炊飯時消費電力 1,240W
年間消費電力量(エコ炊飯時) 約77.1kWh/年(省エネ基準達成率110%)
炊飯時消費電力量(1回あたり) 約139Wh(エコ炊飯時)
保温時消費電力量(1時間あたり) 約16.8Wh/h
外形寸法(約) 幅25.0×奥行36.5×高さ20.5cm(ふた開き時の高さ:約42.0cm)
本体質量(約) 5.0kg
主な機能 ・豪熱沸とう圧力IH・炊き分け圧力(3通り)・うまみ圧力蒸らし・熟成炊き(白米)・うるつや保温(最大30時間)/高め保温・あったか再加熱・時計式タイマー2種類・お知らせメロディー・洗米OK内釜/洗える内ぶた
主な炊飯メニュー 白米/無洗米/玄米/雑穀米/おこげ/発芽玄米/おかゆ/おこわ/エコ炊飯
炊き分けコース 白米炊き分け3コース(ふつう・やわらかめ・かため)
付属品 立つしゃもじ・計量カップ
生産国 日本製

 

 

まとめ

象印の「NW-YC10」「NW-BB10」「NW-YB10」は、いずれも“豪熱大火力IH”を搭載した5.5合炊きの圧力IH炊飯ジャーで、見た目はよく似ていますが、性能や位置づけには明確な違いがあります。

 

まず、「NW-YC10」と「NW-BB10」の違いは、内釜と保温機能のグレードです。NW-BB10は上位モデルで、「鉄器コート黒まる厚釜」を採用。

 

IHの熱を効率よく伝え、米の芯までしっかり加熱できるため、炊き上がりの粒立ちや甘みが際立ちます。また“極め保温(最大40時間)”に対応し、長時間でもツヤのあるごはんを保てるのが強みです。

 

一方、NW-YC10は「黒まる厚釜」と“うるつや保温(30時間)”を搭載したスタンダードモデルで、手軽に美味しいごはんを炊けるコスパ重視の仕様でしょう。

 

次に、「NW-YC10」と「NW-YB10」の違いですが、こちらは性能に大きな差はありません。

 

どちらも「黒まる厚釜」「3通りの炊き分け圧力」「うるつや保温(30時間)」を搭載しており、炊き上がりの味や機能はほぼ同等です。

 

違いがあるのは発売時期とデザインの細部で、NW-YC10はYB10の後継モデルとして操作パネルや表示の見やすさが改善されたマイナーチェンジ版といえるでしょう。

 

まとめると、炊き上がりの質を重視するならNW-BB10、コスパや扱いやすさを重視するならNW-YC10、そして価格重視ならNW-YB10という選び方になります。それぞれの特徴を押さえて、自分の生活スタイルに合ったモデルを選ぶと良いでしょう。