象印の加湿器「EE-TB60」と「EE-DFシリーズ(EE-DF35/EE-DF50)の違い

「EE-TB60」と「EE-DFシリーズ(EE-DF35/EE-DF50)」、見た目はそっくりだけど、いったい何が違うの?

 

2025年モデルとして同時期に登場したこの2シリーズ。

 

どちらもスチーム式で、フィルター不要・清潔加湿をウリにした人気機種ですが、実は“快適さ”と“使い勝手”に明確な差があります。

 

この記事では、象印の加湿器を熟知した筆者が、EE-TB60とEE-DFシリーズのスペック・操作性・価格・おすすめタイプを徹底比較!

 

購入前に知っておきたいポイントをわかりやすく整理します。

 

 

EE-TB60とEE-DF35・50の違い

 

  • 加湿力の違い:
     EE-TB60は600mL/hで広い部屋(最大17畳)向け。
     EE-DF35/50は350〜480mL/hで中小部屋向け。
  • 操作性の違い:
     EE-TB60はデジタル表示で湿度やタイマーを数値で確認可能。
     EE-DFシリーズはLEDランプで湿度の目安を表示。
  • 運転時間の違い:
     EE-DFシリーズは弱モードで最長32時間連続運転が可能。
     EE-TB60はパワー重視で6〜20時間運転。
  • 価格の違い:
     EE-TB60は約2万円前後。
     EE-DFシリーズは約1.5〜1.9万円で購入しやすい。
比較項目 EE-TB60 EE-DF35/EE-DF50
加湿能力 600mL/h 350/480mL/h
対応畳数 木造10畳/洋室17畳 木造6〜8畳/洋室10〜13畳
表示 デジタル表示(湿度数値・タイマー) LEDランプ(湿度ゾーン表示)
加湿時間 約6〜20時間 約8〜32時間
消費電力 約450W 約305〜410W
サイズ 高さ36.5cm 高さ32.5〜36.5cm
価格帯(実勢) 約2.0〜2.3万円 約1.5〜1.9万円

 

EE-TB60のスペック表

項目 内容
型番 EE-TB60
加湿方式 スチーム式(加熱式)
加湿能力 600mL/h
適用床面積 木造10畳/洋室17畳
タンク容量 4.0L
加湿時間 約6h(強)〜20h(弱)
消費電力 湯沸かし985W/加湿時450W
表示 デジタル表示(湿度・タイマー)
安全機能 チャイルドロック、転倒湯もれ防止構造、転倒時自動オフ、空だき防止、マグネットプラグ
サイズ・質量 約24×27.5×36.5cm/約2.8kg
発売年 2025年

 

EE-DF35/EE-DF50のスペック表

項目 EE-DF35 EE-DF50
加湿能力 350mL/h 480mL/h
適用床面積 木造6畳/洋室10畳 木造8畳/洋室13畳
タンク容量 3.0L 4.0L
加湿時間 約8h〜32h 約8h〜32h
消費電力 305W 410W
表示 LEDランプ(低湿・適湿・高湿)  
安全機能 チャイルドロック、転倒湯もれ防止構造、転倒時自動オフ、空だき防止、マグネットプラグ  
サイズ・質量 約24×27.5×32.5cm/2.7kg 約24×27.5×36.5cm/2.9kg
発売年 2025年  

 

EE-TB60がおすすめな人

 

EE-TB60は、象印スチーム式加湿器の中でも“快適性を重視した上位モデル”。

 

加湿スピードや湿度の見える化など、使い勝手にこだわりたい人に向いています。

特に次のような方におすすめです。

  • パワフルでスピーディな加湿を求める人

  • 室内の湿度を数値で見ながら管理したい人

  • 家族全員が使う共用空間に設置したい人

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

パワフルでスピーディな加湿を求める人

EE-TB60は象印の中でも加湿力が高く、すぐに部屋の湿度を整えたい人にぴったりのモデルです。

 

朝起きたときの乾燥や、エアコン使用時のカラカラ感が気になる方にとって、立ち上がりの早さとパワフルな加湿性能は大きな魅力になります。
広めのリビングやLDKでも、短時間でしっとりとした空気環境をつくりたい方におすすめです。

室内の湿度を数値で見ながら管理したい人

EE-TB60はデジタル表示を搭載しており、現在の湿度や設定状態を数値でしっかり確認できます。

 

「今どのくらい加湿されているのか」がひと目でわかるため、乾燥を防ぎつつ過加湿も防止。

 

室内環境を数値で管理したい方や、ペット・観葉植物・楽器など湿度に敏感なものを扱う方にも最適です。

 

家族全員が使う共用空間に設置したい人

EE-TB60は最大17畳(プレハブ洋室)の広さまでしっかり加湿できるハイパワーモデルです。

 

リビングやダイニングなど、家族が集まる広い空間でも部屋のすみずみまでムラなく潤いを届けます。安全設計とデジタル操作のわかりやすさを兼ね備えているので、小さな子どもやペットのいる家庭にも安心。

 

一家に1台、共用空間を快適に保ちたいご家庭におすすめです。

 

EE-DF35/EE-DF50がおすすめな人

EE-DF35/EE-DF50は、使いやすさとコストパフォーマンスのバランスに優れたスタンダードモデルです。

 

静音性が高く、シンプルな操作で扱いやすいため、日常使いの加湿器として最適です。

特に次のような方におすすめです。

  • 寝室・子ども部屋・個室で使いたい人

  • 初めてスチーム式加湿器を買う人

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

寝室・子ども部屋・個室で使いたい人

EE-DFシリーズは、静かで穏やかな加湿が得意なモデルです。

 

弱モードなら約32時間の連続運転ができ、夜通しつけっぱなしでも音が気になりにくい静音設計。

 

コンパクトながら木造6〜8畳、洋室10〜13畳まで対応しており、寝室や子ども部屋などのプライベート空間をやさしく潤してくれます。

初めてスチーム式加湿器を買う人

EE-DFシリーズは、初めてスチーム式加湿器を使う方にも扱いやすい安心設計です。

 

操作ボタンはシンプルで直感的、湿度はLEDランプでひと目で確認できます。

 

さらにフィルター不要でお手入れも簡単。定期的にクエン酸洗浄を行うだけで清潔に使えるため、加湿器初心者にもおすすめの入門モデルです。

まとめ

EE-TB60とEE-DFシリーズは、どちらも象印ならではの“清潔スチーム加湿”を採用し、フィルター不要でお手入れが簡単という共通の魅力を持っています。

 

違いは、求める使い方と部屋の広さです。

 

EE-TB60は最大17畳まで対応するパワフルモデルで、湿度を数値で確認しながら快適に管理したい方に最適。

 

一方のEE-DF35/EE-DF50は、静音性と扱いやすさに優れたスタンダードモデルで、寝室や個室での使用、そして初めてのスチーム式加湿器としておすすめです。

 

自分の生活スタイルに合わせて選べば、どちらも冬の乾燥対策に長く活躍してくれる一台です。