
象印の炊飯器を調べていると、よく目にするのが「NW-VK10」「NW-QB10」「NW-VJ10」という型番。
どれも見た目がそっくりで、公式サイトを見ても違いが分かりづらいですよね。「結局どれが新しいの?」「性能は同じなの?」「どれを選べばいいの?」
そんな疑問を持つ方のために、この記事ではNW-VK10とNW-QB10の違い、そしてNW-VK10とNW-VJ10の違いをわかりやすく整理して解説します。
先に結論を言うと、3モデルはどれも“豪熱大火力IH”シリーズに属する兄弟機で、炊飯性能はほぼ同じ。
ただし、発売時期・デザイン・抗菌仕様・付属品の素材などに細かな差があります。
この記事を読めば、「自分に合うのはどのモデルか」がすぐに判断できるようになるでしょう。
NW-VK10とNW-QB10の違い
NW-VK10とNW-QB10の違いを簡潔に説明すると、加熱方式・サイズ・メニュー構成・カラーが異なります。
NW-VK10は「豪熱沸とうIH」を採用したモデルで、ブラックとホワイトの2色展開。パン(発酵・焼き)メニューを搭載しており、多機能タイプです。サイズは約25.5×37.5×20.5cmとやや大きめ。
一方のNW-QB10は「豪熱大火力IH」を採用した新モデルで、スレートブラック1色のみ。パンメニューを省いたシンプル設計で、サイズも約23.5×31×20cmとコンパクトになっています。
どちらも「うるつや保温」や「白米炊き分け3コース」など基本性能は共通ですが、多機能でパンも作れるのがNW-VK10、コンパクトで扱いやすいのがNW-QB10という違いがあります。
| 違いの項目 | NW-VK10 | NW-QB10 |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2025年10月発売 | 2025年9月発売 |
| 炊飯方式 | 豪熱沸とうIH式 | 豪熱大火力IH式 |
| 炊飯時消費電力(5.5合) | 1,105W | 1,115W |
| 外形寸法(約) | 幅25.5 × 奥行37.5 × 高さ20.5 cm | 幅23.5 × 奥行31.0 × 高さ20.0 cm |
| クリーニング機能 | なし | 搭載 |
| お手入れ性 | 洗える内ぶた |
洗える内ぶた クリーニング機能でにおい対策強化 |
| メニュー構成 |
白米・無洗米・雑穀米 おこげ・発芽玄米 |
白米・無洗米・雑穀米・おこげ 発芽玄米+お手入れメニュー |
| 本体デザイン |
やや大型で 落ち着いたデザイン |
コンパクトサイズで 操作パネルを前面に配置 |
豪熱大火力IH式
「豪熱大火力IH式」は、象印が採用している高火力炊飯技術です。IH(電磁加熱)で内釜全体を一気に加熱し、沸とう維持工程でも強火を継続することで激しい対流を起こします。
これによりお米一粒一粒に熱が均一に伝わり、芯までふっくらとしたごはんに仕上がるのが特長です。高温で炊き続けることで甘み成分(デンプンのアルファ化)が引き出され、ツヤと粘りのある炊き上がりを実現します。
クリーニング機能でにおい対策強化
象印の炊飯器に搭載されている「クリーニング機能(におい対策強化)」は、炊飯中や保温中に残りやすいにおいを軽減するための専用コースです。
この機能では、内釜や内ぶた、蒸気口などにこびりついたにおいや油分を高温の蒸気で洗浄・分解します。通常の炊飯よりも長時間・高温で加熱することで、においの原因となる細かい成分をしっかり除去。カレーや炊き込みごはんなど、香りの強いメニューを作った後でも、次の白米がにおい移りしにくくなります。
また、クリーニング後はフタや内釜のぬめりも落ちやすく、お手入れの手間を減らしながら清潔に保てるのが特徴です。
NW-VK10とNW-VJ10の違い
NW-VK10とNW-VJ10の違いは、発売時期のみです。
NW-VK10は2025年10月発売の新モデルで、NW-VJ10は2024年8月発売の旧モデル。
炊飯方式・サイズ・機能・仕様はいずれも同じで、性能差はありません。
| 項目 | NW-VK10 | NW-VJ10 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年10月発売 | 2024年8月発売 |
NW-VK10の基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | 象印 IH炊飯ジャー 極め炊き NW-VK10 |
| 発売年 | 2025年10月発売 |
| 本体カラー | ブラック(-BA)/ホワイト(-WA) |
| 炊飯容量 | 0.09〜1.0L(約0.5〜5.5合) |
| 炊飯方式 | 豪熱沸とうIH式 |
| 内釜 | 黒まる厚釜(厚さ 約1.7mm)/内釜3年保証 |
| 最大炊飯時消費電力 | 1,105W |
| 加熱構造 | 全面加熱(底・側面・ふたヒーター) |
| 主なメニュー | 白米・無洗米・玄米・雑穀米・おこげ・発芽玄米・エコ炊飯・おかゆ・おこわ |
| 炊き分けコース | 白米炊き分け3コース(ふつう・やわらかめ・かため) |
| 保温機能 | うるつや保温(最大30時間)/高め保温/保温なし選択可 |
| 操作部 | 天面フラット操作パネル+大型液晶表示 |
| 内ぶた | 洗える内ぶた構造 |
| 外形寸法(約) | 幅25.5 × 奥行37.5 × 高さ20.5 cm(ふた開き時:高さ42.5 cm) |
| 本体質量(約) | 4.1 kg |
| 付属品 | しゃもじ・計量カップ |
NW-VJ10の基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | 象印 IH炊飯ジャー 極め炊き NW-VK10 |
| 発売年 | 2024年8月発売 |
| 本体カラー | ブラック(-BA)/ホワイト(-WA) |
| 炊飯容量 | 0.09〜1.0L(約0.5〜5.5合) |
| 炊飯方式 | 豪熱沸とうIH式 |
| 内釜 | 黒まる厚釜(厚さ 約1.7mm)/内釜3年保証 |
| 最大炊飯時消費電力 | 1,105W |
| 加熱構造 | 全面加熱(底・側面・ふたヒーター) |
| 主なメニュー | 白米・無洗米・玄米・雑穀米・おこげ・発芽玄米・エコ炊飯・おかゆ・おこわ |
| 炊き分けコース | 白米炊き分け3コース(ふつう・やわらかめ・かため) |
| 保温機能 | うるつや保温(最大30時間)/高め保温/保温なし選択可 |
| 操作部 | 天面フラット操作パネル+大型液晶表示 |
| 内ぶた | 洗える内ぶた構造 |
| 外形寸法(約) | 幅25.5 × 奥行37.5 × 高さ20.5 cm(ふた開き時:高さ42.5 cm) |
| 本体質量(約) | 4.1 kg |
| 付属品 | しゃもじ・計量カップ |
まとめ

この記事では、象印の人気IH炊飯ジャー「NW-VK10」「NW-QB10」「NW-VJ10」の違いを比較し、それぞれの特徴を整理しました。
まず、NW-VK10とNW-QB10の違いは「加熱方式・サイズ・メニュー構成・カラー」です。NW-VK10は“豪熱沸とうIH式”を採用し、パン(発酵・焼き)メニューを搭載した多機能モデル。ブラックとホワイトの2色展開で、サイズはやや大きめです。
一方NW-QB10は“豪熱大火力IH式”を採用し、スレートブラック1色のみ。パンメニューを省いたコンパクト設計で、におい対策のクリーニング機能を新搭載しています。
次に、NW-VK10とNW-VJ10の違いは発売時期のみです。
NW-VK10は2025年10月発売の新モデル、NW-VJ10は2024年8月発売の旧モデルで、基本性能・仕様は全く同じです。
どのモデルも「うるつや保温」「白米炊き分け3コース」「黒まる厚釜」などの基本性能は共通しており、炊き上がりの美味しさは同等。
したがって、
-
多機能・パンメニュー対応を重視するならNW-VK10
-
コンパクトでお手入れしやすい新設計を選ぶならNW-QB10
-
旧モデルでも十分という方にはNW-VJ10(性能同等・価格が下がる可能性あり)
という選び方がおすすめです。
象印の炊飯器はどのモデルも「ふっくら甘いごはん」を目指して丁寧に設計されているため、生活スタイルや使い方に合わせて選ぶのがポイントです。


