
こんにちは、スペック図鑑です。
ここ数年、健康管理デバイスといえば「スマートウォッチ」が定番となっていましたが、いま世界では次のウェアラブルデバイス「スマートリング」がトレンドになっているのを知っていましたか?。
「指先で測る」というシンプルな発想ながら、心拍・血中酸素・睡眠といったデータを高精度で取得できるとのこと。
しかも、軽い・目立たない・ストレスがないという要素から、ライフスタイルの中に自然に溶け込むデバイスとして人気が拡大しています。
今回はこのスマートリングの中でも
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香港のMomax「OneSense Soul」
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台湾のAcer「FreeSense Ring」
この2モデルを紹介しながら、「スマートリングがなぜ次世代のヘルスケアデバイスと呼ばれるのか」を見ていきましょう。
- スマートリングとは?
- Momax OneSense Soul「心の健康の可視化」
- Acer FreeSense Ring「信頼性と継続性」
- Momax × Acer|2社のスマートリング比較
- 選び方のポイント!結局どっちが自分に合うの?
- 【まとめ】“指先で測る時代”が静かに始まっている。
スマートリングとは?

スマートリングとは、見た目は普通の指輪でありながら、内部にセンサーを搭載して心拍数・血中酸素・体温・睡眠データなどをリアルタイムで測定できるウェアラブルデバイスのこと。
これまで腕時計タイプのスマートウォッチが主流でしたが、実は“指先”で計測する方が血流データを正確に読み取りやすいらしく、スマートウォッチよりも精度が高い傾向にあると言われています。
さらに
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軽量&コンパクトで常時装着しても邪魔にならない
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入浴・睡眠中でも外さず計測できる
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デザイン性が高く、ファッションとしても自然
このような理由から、海外ではすでにスマートリングが“新しい健康管理の標準”として浸透しつつあります。
今までは「健康を測る=大きなデバイスを身につける」という時代でしたが、
これからは“気づかないうちにデータが取れている”――そんな自然な健康モニタリングの時代に移り変わろうとしいるのです。
【商品の情報・画像の引用元】
一万円台からのAI搭載スマートリング! 睡眠・心拍・ライフスタイルまでまるごと可視化・スマホ操作対応可能 「Momax OneSense Soul」で毎日をアップデート | EE-Life
Momax OneSense Soul「心の健康の可視化」

スマートリングの世界で今、最もユニークなアプローチをしているのが、香港のテックブランド Momax(モマックス) が開発した 「OneSense Soul」 です。
一般的なスマートリングが「体のデータ(心拍・睡眠など)」を記録するのに対し、OneSense Soulはさらに一歩進んで、“心の状態”=感情やストレスレベルまで解析するAIリング と謳われています。
どういうことなのか詳しく見ていきましょう。
AIが“あなたの気分”を読み取る!?

OneSense Soulには、Momax独自のAIアルゴリズムが搭載されており、心拍や皮膚温度、血流変化などの生体データから「気分」や「ストレスレベル」を分析します。
アプリでは「リラックス」「集中」「緊張」「疲労」などの感情状態がグラフ化され、
自分の“今の心”を客観的に見つめることができるらしいのです。
これにより、
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ストレスを感じやすい時間帯を把握して休息をとる
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集中力のピークを可視化して作業効率を上げる
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落ち込みやすいタイミングを予測してセルフケアにつなげる
といった、“感情を管理する健康習慣”をサポートしてくれるらしいです。
感情×データという新しい健康の形

健康データは数値で可視化できても、気持ちや心の揺れを数値化するなんて画期的すぎてまったくイメージつきませんよね。
OneSense Soulは、その「見えない領域」をAIで可視化することにより、これまでには実装されていなかったメンタルヘルスという視点のケア機能を実現しています。
しかも、機能面だけでなくデザイン性も素晴らしく。
わずか 2.8g と非常に軽い軽量ボディ、IP68防水・最大6日間のバッテリー持ちと、毎日つけっぱなしでも快適な仕様となっています。
Acer FreeSense Ring「信頼性と継続性」

続いて紹介するのは、台湾の世界的PCメーカーで有名なAcer(エイサー)が開発したスマートリング「FreeSense Ring」を見ていきます。
こちらはMomaxの「心を読むAIリング」とは異なり、精度・信頼性・データ連携性を徹底的に追求した“スマートリング” ではないかと考えています。
Acer独自のマルチセンサーシステムによって、心拍・血中酸素・体温・睡眠などを高精度でモニタリング。測定データはApple HealthやGoogle Fitとも連携することにより、既存のヘルスケア環境にも統合できるとのこと。
FreeSense Ringは、本体の素材にもこだわりが見られ、医療グレードのチタン合金が使用されているようです。
サブスク不要&AIアドバイス付き

Acer FreeSense Ringは、全機能が無料で使えるサブスク不要設計。
データは専用アプリで自動的に管理され、AIが日々の体調を解析して“次の行動”を提案してくれるため、毎日アプリを開くのがちょっとした楽しみになることでしょう。
加えて、「瞑想ガイド」や「呼吸サポート」など、メンタルを落ち着かせるための面白いプログラムも搭載されているようです。
Momax × Acer|2社のスマートリング比較

スマートリングという新しいジャンルの中で、Momax と Acer はそれぞれ異なる方向から「次世代のヘルスケア」を提案しています。
ここでは、両ブランドの魅力を改めて整理してみましょう。
【比較表】Momax と Acer
| 項目 | Momax OneSense Soul | Acer FreeSense Ring |
|---|---|---|
| 特徴 | 感情まで読み取るAIリング | 信頼性重視の王道モデル |
| コンセプト | 「心の健康を可視化」 | 「正確な体のデータ管理」 |
| デザイン | 軽量・スタイリッシュ | 高級感あるチタン合金 |
| 主な計測 | 心拍・血中酸素・睡眠・ストレス | 心拍・血中酸素・体温・睡眠 |
| 防水性能 | IP68(入浴OK) | IP68(入浴OK) |
| バッテリー | 約6日間 | 約4日間 |
| アプリ連携 | Momax専用アプリ | Apple/Google連携対応 |
| サブスク | なし | なし |
| 価格帯 | 約1万円台 | 約3万円台 |
| 向いている人 | 感情やメンタルも整えたい人 | データ精度と継続利用を重視する人 |
選び方のポイント!結局どっちが自分に合うの?

ここまで紹介してきた Momax「OneSense Soul」と Acer「FreeSense Ring」。
どちらもスマートリングとして完成度は高いですが、実際に選ぶとなると、どの要素を重視するかでおすすめが変わってきます。
スペック図鑑では、特に注目すべき3つのポイントを整理しました。
「心」まで測るか、「体」を極めるか

まずチェックしたいのが、測定の方向性。
Momax OneSense Soul は、単なるヘルスデータではなく「感情」まで読み取るのが最大の特徴。
AIが心拍や皮膚温度などからストレスや気分の状態を推定し、「いま自分はリラックスしているのか、それとも集中しているのか」を数値化してくれます。
一方で Acer FreeSense Ring は、王道の体データを正確に取るタイプ。
心拍・血中酸素・体温・睡眠ステージなど、Apple WatchやOuraと同じ土俵で「正確さ」と「継続性」を重視しています。
つまり、
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感情やストレスを“見える化”したい人 → Momax
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体のデータを正確に積み上げたい人 → Acer
このように目的で選ぶのが良いかもしれません。
「装着感」と「バッテリー持ち」
次にチェックしておきたいのが「装着感」と「バッテリー持ち」。
Momax OneSense Soul は5ATM防水・最大6日間バッテリーで、入浴も就寝もつけっぱなしOK。軽くてストレスがなく、日常の中に自然に溶け込みます。
対して Acer FreeSense Ring は、チタン合金製の2〜3gという軽量ボディ。質感も高く、指輪としての完成度が非常に高いです。
Acer FreeSense Ringのバッテリーは約4日間となっています。
まとめると、
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充電回数を減らしたい/軽さ優先 → Momax
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素材・耐久・高級感を重視 → Acer
リングは24時間身につけるものなので、
「どちらが自分にとって快適か」をイメージして選ぶのがポイントです。
どの価格帯まで考えれるか

最後は価格とバランスの話。
Momax OneSense Soul は約1万円台と手を出しやすく、AI感情解析というユニークな機能を体験できるコスパモデル。
「まずはスマートリングを試してみたい」という人に最適です。
Acer FreeSense Ring は約3万円台。
チタン筐体やセンサー精度、ブランド信頼性などを考えると、毎日使う健康デバイスとして長く使える完成度を誇ります。
つまり、
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気軽に始めたい/体験を重視 → Momax
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質感・精度・安心感で選びたい → Acer
どちらもサブスク不要なので、一度買えばずっと使えるのも嬉しいポイントです。
【まとめ】“指先で測る時代”が静かに始まっている。

スマートウォッチが「健康を測る定番」だった時代は、もう一歩先へと進もうとしています。
その新しい主役が──スマートリング。
Momax「OneSense Soul」は、感情のゆらぎまで読み取るAIリング。
Acer「FreeSense Ring」は、チタンボディで精度と信頼性を極めた王道モデル。
どちらも方向性は異なりますが、共通しているのは「生活に無理なく溶け込む」という点。
見た目はシンプル、重さはわずか数グラム。
つけていることを忘れるほど自然なのに、毎日の心と体をきちんと見守ってくれる存在になること間違いないでしょう。