洗濯機でせっかく衣類を洗ったのに、雨が降っていたり、外に干せない衣類がある場合どこに部屋干しすればいいのか悩んでいませんか?
衣類の部屋干しを乾きにくい場所で行うと、いつまでたっても乾かなかったり、生乾き臭が発生したりと衣類が洗う前よりも酷いことになりかねません。
一般的に部屋干しをするなら「浴室乾燥」「浴室換気」「除湿機」の3種類から選ばれる事が多く、それぞれに違いや特徴があります。
今回は3種類ある部屋干し方法の解説と、場所を選ばず好きなところで衣類が乾かせるようになるオススメの除湿機をご紹介します。
目次
部屋干しは浴室乾燥?浴室換気?除湿機?
衣類の部屋干しをするならどのような方法が考えられるかと言えば
- 普通に部屋で干す
- 浴室で換気しながら干す
この2パターンに部屋干し方法が分かれます。
部屋干しする場合は普通に干すよりも、扇風機を使ったりサーキュレーター、除湿機、エアコンといったように空調機器を組み合わせて利用することにより早く衣類を乾かす事ができるようにもなります。
浴室での部屋干しをする場合、基本的には換気扇を回しながら衣類を乾かす方法が主流となり普段生活しているリビング等のスペースを取らないので、この方法を選ぶ方も多いようです。
浴室で衣類を乾かす「浴室乾燥」には大きく2つの種類が分かれており、違いを理解する事は衣類の生乾き臭を防いだり、スピーディーに乾かすための重要な知識となりますので確認してみましょう。
浴室乾燥の考えは2つある
一言で浴室乾燥と言っても大きく分けて2種類の考え方があります。
一般的に衣類を浴室で乾かす行為を「浴室乾燥」と考える場合が多いのですが、違いとしては「浴室で換気するだけ」「浴室で温風を使って換気する」と言ったように温風の有無が重要なポイントとなります。
浴室換気の場合は単純に湿度の高い空気を排出するだけになりますが、浴室乾燥となれば温風を送風してくれる違いがあることになります。
また温風を送風する場合には暖めるだけの「浴室暖房」と、温風を送風しながら換気する「浴室暖房乾燥」の違いもありますので覚えておくといいでしょう。
浴室乾燥と浴室換気を比較
浴室で衣類を乾かすのはいろいろと不便
浴室で衣類を干すのって浴室の構造にもよりますが、基本的に場所を選ぶ事が出来ないので不便に感じる事もあるでしょう。
例えば浴室に衣類を干すので、干している間はシャワーを浴びれなかったり、お風呂に入る事ができなくなりすし、物干し竿の位置が高かったり、衣類が干せるスペースが狭かったりと様々な制限があることに部屋干ししている際に気づく事が多いんです。
衣類の量がTシャツ何枚かだけ、タオル何枚かだけ、このように少ない量であれば浴室乾燥はオススメですが、量が多い場合は、しっかりスペースを確保して除湿機を使いながら部屋干しする事がオススメとなります。
衣類を乾かすなら除湿機がオススメ!
部屋干しをするのであれば、浴室乾燥もいいのですが不便だと感じながら洗濯物を干しているとしたらスペースの広い室内での部屋干しに場所を変えてみましょう。
お部屋に衣類を干すならエアコンを除湿運転に切り替えて乾かす方法もありますし、除湿機を設置して乾かす方法もオススメとなります。
ほとんどの除湿機は「衣類乾燥除湿機」との名称で販売がされており、除湿だけでなく衣類を乾かすための機械としても考えて製造されています。
除湿機がなぜオススメなのか4つの理由をまとめていますので確認してみましょう。
除湿機がオススメな理由4選
- 導入が簡単
- 場所を選ばず衣類を乾かせる
- コスパに優れている
- 衣類乾燥以外でも活躍できる
1.導入が簡単
除湿機は持ち運びできるサイズで、置場所にも基本的には困らないので導入が簡単にできる家電製品となります。
また使用する際はコンセントに差し込むだけでOKなので、ガスヒーターのようにガス栓を気にしたり、エアコンのように専用コンセントを使うわけではありません。
好きな所に置いて好きなタイミングで使うことができます。
2.場所を選ばず衣類を乾かせる
除湿機を使用して衣類を乾かす場合、除湿機が設置できる環境であれば好きな場所で洗濯物を乾燥させる事ができます。
部屋が1つしかない場合でも複数の部屋がある場合でも、物干し竿と除湿機を設置するだけでOKなんですね。
除湿機で洗濯物を乾かす場合、2kgの洗濯量だとハイスペックモデルで1時間半前後、ミドルスペックモデルで2時間前後が乾くまでの目安時間となります。
3.コスパに優れている
通常のドラム乾燥機を購入する場合、費用としては5万円~8万円近くが掛かりますし、洗濯~乾燥まで行うドラム式洗濯機を購入するなら20万円~40万円もの費用が必要になります。
除湿機を購入する際は2万円~5万円程度で費用が足りますので、部屋干し問題解決には最もコスパに優れた製品になることでしょう。
4.衣類乾燥以外でも活躍できる
衣類乾燥除湿機は名前の通り除湿ができる家電製品になります。
部屋干しの衣類を乾かすだけではなく、室内の湿度を下げる機能も搭載されているため梅雨の季節などジメジメした不快な環境を改善することもできます。
衣類乾燥にオススメな除湿機3つを紹介!
除湿機の種類はそこまで多くないため、購入するに辺り頭を抱えるほどに悩む事は少ないと思います。
今回は部屋干しについてのテーマなので、衣類の部屋干し乾燥に効果的な除湿機を厳選して3つオススメしたいと思います。
衣類乾燥ではなく、室内全体の空間除湿を希望する方はコチラの記事でオススメしているモデルを購入するようにしてみましょう。
1.MITSUBISHI「MJ-M120SX」
2.SHARP「CV-NH140」
3.Panasonic「F-YHUX120」
生乾き臭をとにかく改善したい!そんな方へ
洗濯物の干し場所を探している理由が「衣類の生乾き臭を改善したい!」ということであれば、除湿機だけでは改善出来ない可能性も考えられます。
スペック図鑑では生乾き臭への悩みを解決するべく、「生乾き臭を撃退する最強家電3点セット」を考案しています。
理想はハイスペックなドラム式洗濯機を購入したり、除湿機能が強いエアコンの購入も効果的なのですが導入するための費用が高額になる懸念点があります。
オススメする3点セットは6万円前後で生乾き臭を改善する可能性が非常に高くなりますので、是非とも導入を検討してみるといいでしょう。
各メーカーの除湿機をチェック
除湿機はメーカー毎に特徴があり、室内の湿度を低下させる除湿機能はもちろん搭載されています。
除湿の基本機能に合わせて各メーカーでは、衣類乾燥をより効率的に行ったり、生乾き臭を抑制するためにイオンを放出したり、サーキュレーターが合体していたりと様々な工夫が施されているのです。
特徴を理解することで、ご自身の要望に合った製品を選べることにも繋がりますので参考にしてみるといいでしょう。
Panasonic
Panasonicはニオイを低減させる「ナノイー」を搭載していることが特徴となります。
またホワイトカラーでスタイリッシュな設計も魅力の1つです。
除湿方式はデシカント式とコンプレッサー式を合わせたハイブリッド式が主流で季節問わずに使用できるのが選ばれる理由となっています。
SHARP
SHARPの除湿機はプラスとマイナスのイオンを発生させる「プラズマクラスター」が搭載されており、ニオイ低減や菌に対する抑制効果があるとされています。
運転モードによっては停止後に機器内部の水分を乾燥させる機能があるため、本体内部を清潔に保つ事ができます。
最上位モデルはハイブリッド式除湿機になりますので、夏場だけでなく、年中除湿をしたい方にはオススメになるでしょう。
MITSUBISHI
三菱の除湿機は「空間除湿」と「衣類乾燥」それぞれに特化したモデルを販売しているのが特徴となります。
衣類乾燥に特化したモデルにはエアコン技術でも採用されている「ムーブアイ」を搭載しており、衣類の濡れた部分を確実に検知できるセンサーが備わっています。
空間除湿を優先するなら型番が「MJP」から始まるモデルを、衣類乾燥を優先するなら「MJM」から始まるモデルを購入するようにしましょう。
CORONA
コロナの除湿機は衣類乾燥のスピードに定評があり、パワフルな除湿が魅力的なポイントとなっています。
また全てコンプレッサー式の除湿機になるため、電気代が安く低コストで使用できます。
上位モデルになるとルーバーの吹き分け能力も優秀になるため衣類の干し方に合わせて送風出来ることも購入する際の選ばれる要素になるでしょう。