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空間除菌のオススメは置き型とスプレーどっち?

お部屋の空気は常に清潔に保ちたいですよね。

 

料理の後や、生ゴミが多い日は室内に嫌なニオイがこもりがちですし、ワンちゃんネコちゃんのようなペットと一緒にお住いの方はペット臭も気になっていることでしょう。

 

また最近では新型コロナウイルスの流行により、浮遊ウイルスに対する意識も高まっています。

 

これらの悩みは空気清浄機や脱臭機のような製品で解消できる可能性が非常に高く、空間除菌といった概念の多種多様な商品が普及してきています。

 

今回は様々な空間除菌に関する製品を紹介・解説していますので是非参考にしてみてください。

 

目次

 

  • 空間除菌のオススメは用途で変わる

 

空間除菌をするなら置き型を選ぶべきなのか、スプレータイプのように持ち運びができる物を選ぶできなのか迷っている方いらっしゃるのではないでしょうか?

 

新型コロナウイルスが流行している近年、空間除菌への意識は非常に高まり商品も多様化してきています。

 

種類が多くなるにつれて消費者からすれば何を選べばいいのか難しくなることは必然で、無知のまま商品購入を行うと後々後悔することになってもおかしくはありません。

 

空間除菌に関してのオススメは、あなたが何を重要視するのかで変わってきます。

 

例えば

  • 花粉やPM2.5など空間の汚れ
  • ペット臭や料理臭といったニオイ
  • 菌やウイルスへの対策
  • お部屋の全体の空気清浄
  • 身の回りの空気清浄

このように空間除菌と一言にいっても様々な観点から考える事ができ、目的とする内容によっては購入する製品を間違えるとまったく効果を得ることが出来ないでしょう。

 

お部屋全体を空間除菌する方法

 

日常生活を過ごすお部屋全体の空間を除菌したいと考えるのであれば置き型の空間除菌用品を使用するのがオススメです。

 

置き型タイプには「空気清浄機」、「脱臭機」、「クレベリン」などが挙げられます。

 

これらの空間除菌用品は浮遊している有害物質への効果は期待ができるとされていますが、壁や衣類などに付着した有害物質には効果が低いとされていますので覚えておく必要があります。

 

商品のコストは空気清浄機が1番高く、脱臭機、クレベリンと続きますが、それぞれにどのような効果が期待できるのか確認してみましょう。

 

空気清浄機

空気清浄機は気流をお部屋に発生させ、空気を循環させながら機器本体へと吸気を行う家電製品です。

 

機器から発生する風量の強さと、空気を集塵する強さが重要とされており風量が強い物ほど対応できる畳数も広くなります。

 

集塵した空気は本体を経由して、またお部屋に排出されるのですが機器を通過する際にフィルターで空気をろ過する仕組みとなり、つまりフィルター性能も空気清浄機選びでは重要なのです。

 

最近では空間除菌に注目が集まっていますので、イオンを活用した製品やUV(紫外線)を搭載した空気清浄機が増えてきています。

 

  • 風量の強さ+空気の吸引力
  • フィルター性能
  • 除菌のためのブラスα技術

 

このような3つの要素が空気清浄機選びでのコツとなりますが、詳細は下記リンクにてまとめていますので参考にしてみてください。

空気清浄機の選び方

 

脱臭機

脱臭機には「光触媒」、「UV」、「次亜塩素酸水」、「オゾン」を利用した製品が普及してきており各メーカー独自の技術を活かしています。

 

脱臭機は今まで「活性炭」を使用して、集塵したニオイを活性炭に吸着させる方式が一般的でしたが、活性炭の性質として一定量を吸着してしまうと性能が衰えてしまうデメリットがありました。

 

新しい空間除菌技術では、集塵したニオイの素を酸化酵素で分解する効果がありますのでフィルターや活性炭と掛け合わせて採用する事により、活性炭の交換頻度が少なくなるだけでなく、高性能な脱臭力に期待が持てるようになっています。

脱臭機の選び方

 

クレベリン

大幸薬品が発売している二酸化塩素を主成分とするウイルス除去・除菌を謳う「雑貨」=空間除菌グッズとされており

 

クレベリンとは「今までになかった方法でclever(賢く)clean(キレイにする)」という造語からつくられており、製品を部屋に置くだけで空間除菌に期待ができると謳われています。

 

クレベリンにはスプレータイプとスティックタイプも販売されています。

クレベリンについてもっと詳しく

 

身の回りを空間除菌する方法

 

身の回りの空間を除菌出来れば良いという場合は、「スプレータイプ」、「携帯型タイプ」がオススメとなります。

 

手先の除菌や、身に付ける衣類などを除菌したいと考えることは良くあるのではないかと思いますが、このような際にスプレータイプの空間除菌グッズは非常に便利になります。

 

またスプレータイプであれば付着した菌やウイルスにも効果が期待できるでしょう。

 

携帯型タイプは首にぶら下げて、呼吸する空間のみを集中的に除菌する特徴がありますので花粉症対策などに効果的とされています。それぞれどのような効果や製品があるのか確認してみしまょう。

 

スプレータイプ

スプレータイプとは何かと言いますと、今となっては当たり前のように行っているアルコール消毒をイメージしてもらえば分かりやすいと思いますが

 

霧吹き状に噴射する入れ物に「次亜塩素酸水」や「銀イオン水」といった分解力のある水溶液を入れておき、目的の場所に吹きかけるアイテムとなります。

 

持ち運びが簡単で気軽に利用することが出来るため需要が高まっている商品です。

 

▫次亜塩素酸水スプレー

 

次亜塩素酸水について

 

▫銀イオン水スプレー

 

銀イオン水について

 

▫アルコールスプレー

 

携帯型タイプ

 

携帯型タイプの空間除菌グッズは首に掛けて利用する商品が多く、1000円前後で購入できる使い捨てタイプや、カルテックの光触媒を採用した「MY AIR」などが有名です。

 

首掛けタイプの空間除菌用品は、安全性や実効果に疑問を抱く意見が多く存在しますが、用途や使用方法をしっかり理解することで購入すべき製品なのかを判断するようにしましょう。

 

ここではカルテックの「MY AIR」で採用されている光触媒技術にフォーカスを当てますので首掛けタイプで検討している方は参考にしてください。

光触媒技術とは?

 

用途に合わせて使い分ける事がオススメ

 

空間除菌用品を検討するにあたり、置き型タイプとスプレータイプ、携帯型タイプはどれかオススメなのか?と聞かれれば解答は非常に難しく

 

それぞれの製品でそれぞれのメリットデメリットがあります。空間除菌に対してたった1つの悩みが解決できればいいのであれば下記の項目に当てはまるものから購入を検討してみることをオススメしますが

 

様々な項目を1つの製品でカバーするのは難しいので用途に合わせて空間除菌用品を使い分ける事が最終的な結論となります。

 

それぞれの項目チェックしてみましょう。

 

  1. お部屋の空気を除菌したい
  2. 身につけている物を除菌したい
  3. 移動中の空気を除菌したい

 

お部屋の空気を除菌したい

置き型タイプ

 

身につけている物を除菌したい

スプレータイプ

 

移動中の空気を除菌したい

携帯型タイプ

 

空間除菌とはどういう意味?

 

空間除菌とはアルコールや次亜塩素酸、イオン(活性酸素)といった物質を噴射もしくは放散して空気中の菌やウイルス等の有害物質を減らしたり、取り除く事を指します。

 

「空間除菌」というワードは医学的な用語ではなく、家電メーカーや商品の販売者が消費者に向けて製品のイメージが湧きやすいようにつくられた造語だともされているため、商品を購入する際は謳い文句を鵜呑みにするだけではなく消費者がしっかりと知識を付けておく必要があるのです。

 

空間除菌に関する商品は「空間除菌グッズ」や「空間除菌用品」などとも呼ばれており、医薬品としての承認を受けている訳ではありません。

 

法律上では「雑貨」として扱われていますので、空間除菌グッズに過度な期待をすることなく製品と向き合う事が消費者にとって重要な事となるでしょう。

 

 

医学の分野で考えると空間除菌は効果なし?

 

空間除菌には様々な有害物質に対して除菌効果が期待できる商品や手法が日々考案されており

 

空間除菌に関する家電製品や、消耗グッズを販売するメーカーも裏付けを行うために、研究結果を提示し空間除菌に対する効果を証明しているのも事実です。

 

しかし空間除菌に関する研究方法は、密閉空間においての研究結果であり日常生活の様な常に新しい空気が入れ替わるような空間での結果ではない物がほとんどなのです。

 

医学的な分野から空間除菌に対しての見解は気休め程度に過ぎないとする意見も多く、製品によっては危険性を不安視する声も上がっています。

 

あくまでも次亜塩素酸やイオン(活性酸素)に除菌効果がないという訳ではありませんので、空気中に浮遊する菌やウイルスに対する「空間除菌」という定義について過信することなく個々で冷静に判断をするようにしましょう。

 

  • 空間除菌の種類

 

空間除菌には色んな方法があり、商品を提供するメーカーによって方法は異なりますし期待できる効果も変わってきます。

 

それぞれの空間除菌方式を確認し、除菌方法のメカニズムやメリットデメリットを知りましょう。

 

今回は空間除菌方式として

  • イオン方式
  • 光触媒方式
  • UV-C方式
  • 次亜塩素酸方式
  • 銀イオン水方式

上記5つをまとめていますので是非とも参考にしてください。

 

イオン方式

空気や水などに高圧放電をすることで、有害物質を抑制するイオンを生成する事ができます。

 

イオン方式を理解する上でポイントとなるのが、イオンと言っても空間除菌で最も重要視されているイオンは「OHラジカル」という分子になります。

 

浄化作用を持ったOHラジカルは菌やウイルスの表面に付着する事で、有害物質から窒素を抜き取る性質を持っています。窒素を抜き取る事で有害物質が分解、抑制され結果として除菌に繋がるという仕組みとなる訳です。

 

ナノイー

Panasonicの独自技術である空間除菌方式ですが、空気中の水に高電圧を加える事で菌やウイルスを抑制させる「OHラジカル」をナノサイズの水の中へ生成する方式です。

 

ナノイーの特徴としてはイオン発生機に電圧を加えるのではなく水に電圧を加えるところがポイントとなります。

 

水の中にOHラジカルを生成する事により広範囲に長時間OHラジカルを浮遊させる事ができるのです。ナノイーは保湿効果にも期待ができ、乾燥肌に悩んでいる方にもオススメだと言えるでしょう。

ナノイーをもっと詳しく

 

プラズマクラスター

SHARPの独自技術である空間除菌方法ですが、自然界にあるイオンと同じ「プラスイオン」と「マイナスイオン」を高濃度に生成することで除菌、消臭、除電に効果が期待できるイオン方式です。

 

プラズマクラスターはOHラジカルを直接生成するのではなく、菌やウイルスに付着したプラスとマイナスのイオンが統合することによりOHラジカルが生成されるシステムとなっています。

プラズマクラスターをもっと詳しく

 

ストリーマ

ストリーマは、「ストリーマ放電」という100,000℃の熱エネルギーに匹敵する高速電子を機器内部で広範囲に放出し、空気中に存在する窒素や酵素に放電させることで4種類の「ストリーマ分解素」を生成する技術です。

 

強力な酸化分解力があるストリーマ分解素が有害物質(菌、ウイルスなど)に接触することで分子構造を変化させ有害物質の効力を不活化させる事ができるとされています。

ストリーマをもっと詳しく

 

オゾン

空気に高電圧をかけることでオゾンを生成し、生成したオゾンを使って浄化する方法。

 

オゾンはとても不安定な物質で、ウイルスや菌と結びつく事で安定した物質に変化する性質を持っています。この性質を利用し脱臭や除菌を行っています。

オゾンをもっと詳しく

 

光触媒方式

光が当たると浄化作用が発生する触媒を使って浄化する方式

 

集塵した菌が触媒に付着し、光を当てることで菌が水や二酸化炭素に分解され除菌します。

光触媒をもっと詳しく

 

UV-C方式

UVとは紫外線の事ですが、紫外線を活用した除菌方法です。紫外線の中でも殺菌作用の高い100nm~280nmの短い波長UV-Cで浄化する方式

 

紫外線の光を照射する事で菌の除菌、抑制を行います。

UVをもっと詳しく

 

次亜塩素酸方式

水に塩を加え電気分解をすることにより発生する次亜塩素酸ですが、これを使って浄化する方式。

 

次亜塩素酸水が菌やウイルスに触れることにより除菌が行われます。

次亜塩素酸水をもっと詳しく

 

銀イオン水方式

銀イオンは不安定な状況にあるため、菌やウイルスに付着することで安定した性質に戻ろうとします。この際に除菌が行われます。

銀イオンをもっと詳しく