SHARPの空気清浄機は日本でシェア率No.1を誇る知名度もあり、人気も凄い大手メーカーとなります。
代名詞でもある「プラズマクラスター」を武器に集塵方法は、お部屋の空気を壁際からしっかり循環させ、本体背面から集塵する「背面吸気」が採用されています。
またSHARPの家電製品はいち早くIOT化を取り入れ、AIが運転状況に合わせて音声案内をしてくれるモデルがある事も魅力の1つとなります。
それではSHARPの2022年最新モデル空気清浄機を全シリーズ確認してみることにしましょう。
目次
- SHARP空気清浄機の2022年モデル
- SHARP空気清浄機の選び方
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SHARP空気清浄機の2022年モデル
SHARPの空気清浄機は「加湿空気清浄機」と「空気清浄機」の2種類に大きく分かれているのですが
日本メーカーの空気清浄機には加湿機能が搭載されている事は当たり前というような風習がありますので、ほとんどのモデルに加湿機能はあります。
2022年モデルの特徴は前年モデルから加湿量が大きく向上した事が注目ポイントとなり、新型コロナウイルスの影響により加湿の重要性が認識されてきている昨今では魅力的な機能向上だと言えるでしょう。
加湿空気清浄機
空気清浄機
FU-P50(~23畳)
FU-PC01(~6畳)
除加湿空気清浄機
KC-P50(2021年4月)
蚊取機能付空気清浄機
FU-PC01(2021年4月)
-
SHARP空気清浄機の選び方
空気清浄機を選ぶ場合にどのようなポイントに注目して購入すればいいのか難しくありませんか?
選び方としては2つの考え方から検討する方法がオススメなのです。
1つめが「空気清浄機としての基本項目」
2つめが「SHARP独自の技術」
この異なる2つの視点からSHARPの空気清浄機を比較する事で、ご自身の利用環境に合った製品を選ぶ事が出来るようになるでしょう。
空気清浄機としての基本項目
空気清浄機にはSHARPに限らず各メーカーで共通した基本的な項目があります。
まずは下記のような項目を確認し、どのような空気清浄機があなたが利用する環境に適しているのかチェックするようにしてみましょう。
チェック項目
- 空気清浄適用畳数
- フィルター
- 吸気方式
- センサー
- 設置面積
一般的な考え方をお伝えすると、「適用畳数」が広くなるにつれて空気清浄機の性能はランクが上がっていきます。
また性能が上がるに連れて、本体サイズや質量、運転音、電気代も大きくなりますのでデメリットになるポイントも必ずチェックするようにしましょう。
※運転モードが選べるので「運転音と電気代」に関しては利用シーンに合わせたモードで確認しましょう。
プラズマクラスター
引用元:SHARP公式
プラズマクラスターはSHARP独自の空気浄化機能です。
プラスとマイナスの異なるイオンを生成し空気中に放出することで、お部屋に浮遊する菌やウイルスに結合し作用を抑制する効果があります。
またプラズマクラスターには静電気除去にも効果があるとされており、花粉や微小な粒子が壁やカーテンに付着することを抑制できます。
下記にて3種類のプラズマクラスター
- プラズマクラスターNEXT
- プラズマクラスター25000
- プラズマクラスター7000
を紹介しますが、基準となるイオン濃度がcm³単位で表されています。
他社メーカーの調査によりますが、1cm³の空気中には2700京もの窒素分子や酸素分子が存在していると言われているのですが、これを加味した上でプラズマクラスターの1cm³辺りの個数を確認するようにしてみましょう。
プラズマクラスターNEXT
イオン濃度50,000個/cm³
プラズマクラスターNEXTになる事で期待が出来る効果
- ニオイの元となる付着ニオイ原因菌を除菌
- 付着したペットの皮膚特有の菌の作用を抑える
- 付着した排せつ物臭を消臭
このような効果が「プラズマクラスター25000」から「プラズマクラスターNEXT」にグレードアップすることで期待ができるようになります。
また25000→NEXTになることで効果が現れるまでの時間短縮にも期待が持てます。
- 付着ウイルスの作用を抑える(1.3倍)
- タバコの付着臭を分解・除去(3倍)
(プラズマクラスター25000との比較)
つまり「プラズマクラスターNEXT」になることでニオイへのアプローチが可能になり、浮遊している菌やウイルスだけではなく、物に付着した菌やウイルスにも強力な効果が期待できるようになる訳なのです。
プラズマクラスターNEXT搭載モデル
プラズマクラスター25000
イオン濃度25,000個/cm³
プラズマクラスター25000になる事で期待が出来る効果
- 浮遊カビ菌の増殖を抑える
- 付着ウイルスの作用を抑える
- 付着花粉アレル物質の作用を抑える
- お肌にツヤを与える
このような効果が「プラズマクラスター7000」から「プラズマクラスター25000」にグレードアップすることで期待ができるようになります。
また7000→25000になることで効果が現れるまでの時間短縮にも期待が持てます。
- タバコの付着臭を分解・除去(1.6倍)
- 静電気を抑える(5倍)
「プラズマクラスター25000」になることで数値を見るだけでも下位の7000からイオン濃度が4倍以上になっている事が分かりますので効果に期待できる事は容易に想像できるでしょう。
浮遊している物質だけでなく、壁などに付着してしまった菌やウイルスへの作用抑制に効果が期待できるようになる事が特徴となります。
プラズマクラスター25000搭載モデル
プラズマクラスター7000
イオン濃度7,000個/cm³
プラズマクラスター7000に期待が出来る効果
- 浮遊カビ菌を除菌
- 浮遊ウイルスの作用を抑える
- 浮遊菌の作用を抑える
- ダニのふん・死がいの浮遊アレル物質の作用を抑える
- 浮遊花粉アレル物質の作用を抑える
- 静電気を抑える
- タバコの付着臭を分解・除去
- 衣類に付着した汗臭をスポット消臭
- 部屋干し衣類の生乾き臭をスポット消臭
プラズマクラスターには3種類のランクがあり7000が1番下のランクにはなりますが、これだけたくさんの効果が期待される内容となっています。
空気中に浮遊する菌やウイルスにアプローチができるとされており、ものに付着した菌やウイルスを除菌したいと考えるのであれば上位ランクのプラズマクラスター「25000」or「NEXT」が搭載されたモデルから購入を検討する事をオススメします。
プラズマクラスター7000搭載モデル
センサー機能
空気清浄機は空間の、空気を吸い込んでお部屋を清浄するだけでなく、センサーを搭載する事によりお部屋の状況に合わせた運転が出来るようになります。
センサーの数は上位モデルになるほど増えますが、「加湿空気清浄機」には全シリーズに「ニオイ/湿度/温度」センサーの3つは必ず搭載されていますので「ホコリセンサー」と「照度センサー」の必要性に注目しながら機能を確認すると選び安くなるでしょう。
ホコリセンサー
高感度ホコリセンサー
ハウスダスト(ホコリ・ダニのフン・死骸・カビの胞子・花粉)・タバコの煙・PM2.5を検知
照度センサー
お部屋の明るさに合わせて表示部モニターの明るさを調整してくれたり、運転の風量を自動で調整してくれるセンサー機能。
ニオイセンサー
タバコや線香のニオイ・化粧品・アルコール・スプレー類などを検知
湿度センサー
お部屋の湿度を検知
温度センサー
お部屋の温度を検知
5センサー搭載モデル
3センサー搭載モデル
センサーで実際に検知した場合、どの空気清浄機モデルを利用しているかにもよりますが
- きれいモニター
- ニオイモニター
- 微小粒子モニター
- ハウスダストモニター
本体に搭載されている上記表示モニターにより、お部屋の状況を可視化してくれます。
合わせて自動運転モードなどで運転していればセンサーが検知した状況に合わせて空間清浄を行ってくれます。
フィルターの種類
空気清浄機のフィルターは大きく3種類に分類する事ができるのですが、それぞれのフィルターに役割が存在します。
- 集塵フィルター
- 脱臭フィルター
- プレフィルター
フィルターには上記3つに分類ができ、SHARPの空気清浄機はモデルによって搭載されるフィルターの種類も変わってきます。
1.集塵フィルター
静電HEPAフィルター
0.3µmの微小な粒子を99.97%以上集じんするとされているSHARPの高性能フィルターです。
数値で分かりやすく例えると、10,000個の微小な粒子を吸い込み3個しか通さない驚きのフィルターとなっています。
10年間交換不要な作りになっていますので、フィルターを変える時期が来たらそもそも本体自体を買い換える可能性が高そうですね。
静電HEPAフィルター搭載モデル
2.脱臭フィルター
ガスもと~る脱臭フィルター
脱臭フィルターでは最上位の性能を誇る「ガスもと~る脱臭フィルター」ですが、ニオイの元となる悪臭成分を分解・脱臭し有害ガスの低減にも期待が持てるフィルターとなっています。
「タバコ臭/ペット臭/調理臭/VOC/生ゴミ臭/トイレ臭/体臭・加齢臭/カビ臭/アンモニア臭/NOx・SOx」
対応モデル
ダブル脱臭フィルター
脱臭フィルターでは2番目の性能を誇る「ダブル脱臭フィルター」ですが、活性炭に吸着剤を使用することで部屋にこもりがちな汗臭もしっかり吸着してくれることに期待がもてます。
「タバコ臭/ペット臭/調理臭/VOC/生ゴミ臭/トイレ臭/体臭・加齢臭/カビ臭/アンモニア臭」
対応モデル
脱臭フィルター
空中に漂うタバコ臭やペット臭、料理臭などを脱臭します。
「タバコ臭/ペット臭/調理臭/生ゴミ臭/トイレ臭/カビ臭」
対応モデル
3.プレフィルター
抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター
本体に空気が吸引される際に、一番最初に役割を果たすフィルターとなりますが、1マスの面積約56,100µm²と目の細かい設計にすることで2枚目、3枚目の集じん性能の低下を抑えることに期待ができます。
対応モデル
抗菌・防カビプレフィルター
「抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター」と同様に一番最初に役割を果たすフィルターとなりますが、1マスの面積幅の記載が無いため上記フィルターとの比較が難しくなっています。
2014年モデルの空気清浄機では1マスの面積が約279,700µm²との記載がありますので、抗菌・防カビホコリブロックプレフィルターの56,100µm²~279,700µm²の間の1マス面積幅になるのではないかと考えられます。
対応モデル
使い捨てプレフィルター
使い捨てプレフィルターは後ろのパネル部分に簡単に貼り付けるだけの、汚れたら交換ができる使い捨て用のフィルターです。
使い捨てプレフィルターをセットすることにより、ペットの毛やタバコのヤニなどお手入れが面倒な汚れを対策できるようきなります。
貼り付けるだけのフィルターになりますので、別売品を購入しご自身でセットする事が必要になります。
4.一体型フィルター
集じん・脱臭一体型フィルター
その名の通り、脱臭機能と集じん機能がひとつになったフィルターになります。
お手入れや交換が簡単に行えるメリットがありますが、2年間でのフィルター交換が必要になりますので他のフィルターが10年間交換不要と考慮すれば交換の手間が掛かるデメリットも考えられます。
対応モデル
気流制御
SHARPは本体背面から集塵する「背面吸気」がほとんどのモデルで採用がされています。
また水流が壁を伝って流れる流れるような原理を利用した「コアンダ気流」がメーカーの推しポイントとなっています。
上位モデルになると複数のルーバーが異なる方向への気流コントロールを出来るようになるので、お部屋の環境に合わせた自動運転が実現できるようになります。
スピード循環気流(共通)
壁に沿った気流を発生させることで効率的に遠くのホコリを引き寄せる気流制御。
コアンダ効果
スピード循環気流に活用されている空気力学の名称。空気や水などを面に沿って吹き付けると、面に沿って広範囲に流れていく性質の事。
3方向気流制御ルーバー
センサーで検知した空気の汚れに応じて、自動でルーバーを制御しながら空気清浄を行います。効率的にイオンを届ける事ができるため、「飛沫粒子」「付着浄化」「花粉・ハウスダスト」などを抑制する効果にも期待ができます。
飛沫粒子モード
お部屋の天井面にはウイルス等の飛沫粒子が淀みやすいことが判明し、天井面の飛沫粒子にフォーカスした循環気流制御を可能にしました。
15分後の飛沫粒子捕集数は従来気流よりも約2倍キャッチできることがシュミレーションにより確認できています。
搭載モデル
背面ワイド吸引
他社メーカーは機器の前面から集塵する前面吸気を採用している事が多いですが、SHARPは機器の背面から集塵する背面吸気を採用しています。
背面から吸引する事により、機器の背面までしっかりとホコリを吸い込む事が可能になりますので汚れが溜まる事を防げます。しかし壁から最低でも3cm離して設置する必要がありますので、壁際に付けて設置したい方には向かない集塵方式となります。
SHARP2022年モデルの比較表
空気清浄機2022年モデルの性能を比較表としてまとめていますので参考にしてください。
型番 |
KI-PX100 |
KI-PX75 |
KI-PX70 |
KI-PS50 |
KI-PS40 |
KC-P50 |
発売日 |
2022年1月 |
2022年1月 |
2022年1月 |
2021年12月 |
2021年11月 |
2021年12月 |
カラー |
ホワイト |
ホワイト ブラウン |
ホワイト ブラウン |
ホワイト グレー |
ホワイト |
ホワイト |
浄化方式 |
プラズマクラスターNEXT 空中浄化&フィルター浄化 |
プラズマクラスターNEXT 空中浄化&フィルター浄化 |
プラズマクラスターNEXT 空中浄化&フィルター浄化 |
プラズマクラスター25000 空中浄化&フィルター浄化 |
プラズマクラスター25000 空中浄化&フィルター浄化 |
プラズマクラスター7000 空中浄化&フィルター浄化 |
プラズマクラスター 適用床面積 |
約23畳(約38m²) |
約18畳(約30m²) |
約16畳(約26m²) |
約13畳(約21m²) |
約10畳(約17m²) |
約13畳(約21m²) |
加湿方式 |
気化方式 |
気化方式 |
気化方式 |
気化方式 |
気化方式 |
気化方式 |
加湿能力 |
最大 1,000mL/h |
最大 900mL/h |
最大 750mL/h |
最大 600mL/h |
最大 420mL/h |
最大 500mL/h |
水タンク容量 |
約4.3L |
約3.2L |
約3.2L |
約2.7L |
約2.0L |
約2.5L |
外形寸法(mm) |
幅427×奥行345×高さ700 |
幅395×奥行305×高さ650 |
幅395×奥行265×高さ650 |
幅384×奥行230×高さ619 |
幅280×奥行260×高さ622 |
幅399×奥行230×高さ613 |
質量 |
16kg |
13kg |
12kg |
7.9kg |
6.7kg |
7.5kg |
フィルター |
静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ガスもと~る脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター |
静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター 使い捨てプレフィルター(3枚) |
静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター 使い捨てプレフィルター(3枚) |
集じん・脱臭一体型フィルター(交換目安:約2年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター 使い捨てプレフィルター(別売) |
静電HEPAフィルター(交換目安:約10年) ダブル脱臭フィルター(交換目安:約10年) 抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター 使い捨てプレフィルター(3枚) |
独自気流 |
スピード循環気流 |
スピード循環気流 |
スピード循環気流 |
スピード循環気流 |
スピード循環気流 |
スピード循環気流 |
センサー |
ホコリ / ニオイ / 湿度 / 温度 / 照度 |
ホコリ / ニオイ / 湿度 / 温度 / 照度 |
ホコリ / ニオイ / 湿度 / 温度 / 照度 |
ニオイ / 湿度 / 温度 |
ニオイ / 湿度 / 温度 |
ニオイ / 湿度 / 温度 |
モニター |
微小粒子 / ハウスダスト / ニオイ PM2.5濃度デジタル表示(目安) きれいモニター / デジタル温度・湿度・電気代 |
微小粒子 / ハウスダスト / ニオイ PM2.5濃度デジタル表示(目安) きれいモニター / デジタル温度・湿度・電気代 |
微小粒子 / ハウスダスト / ニオイ PM2.5濃度デジタル表示(目安) きれいモニター / デジタル温度・湿度・電気代 |
きれいモニター デジタル温度・湿度・電気代 |
きれいモニター 3段階湿度モニター |
きれいモニター 3段階湿度モニター |
8畳の清浄時間 |
6分 |
9分 |
9分 |
12分 |
15分 |
12分 |
空気清浄適用床面積 |
~46畳(76m²) |
~34畳(56m²) |
~31畳(51m²) |
~23畳(38m²) |
~18畳(30m²) |
~23畳(38m²) |
風量 |
強 10㎥/分 中 6.4㎥/分 静音 2.0㎥/分 |
強 7.5㎥/分 中 5.1㎥/分 静音 1.5㎥/分 |
強 7.0㎥/分 中 4.7㎥/分 静音 1.5㎥/分 |
強 5.1㎥/分 中 2.8㎥/分 静音 1.0㎥/分 |
強 4.0㎥/分 中 2.0㎥/分 静音 1.0㎥/分 |
強 5,1㎥/分 中 2.8㎥/分 静音 1.0㎥/分 |
消費電力 |
強 97W 中 47W 静音 7.9W |
強 80W 中 39W 静音 6.6W |
強 69W 中 32W 静音 6.6W |
強 52W 中 14W 静音 3.8W |
強 33W 中 11W 静音 3.2W |
強 54W 中 13W 静音 3.1W |
運転音 |
強 53dB 中 48dB 静音 21dB |
強 52dB 中 47dB 静音 20dB |
強 51dB 中 45dB 静音 20dB |
強 51dB 中 40dB 静音 17dB |
強 48dB 中 38dB 静音 19dB |
強 52dB 中 38dB 静音 20dB |
加湿適用床面積 |
プレハブ洋室 ~28畳(46m²) 木造和室 ~17畳(28m²) |
プレハブ洋室 ~25畳(41m²) 木造和室 ~15畳(25m²) |
プレハブ洋室 ~21畳(35m²) 木造和室 ~12.5畳(21m²) |
プレハブ洋室 ~17畳(27m²) 木造和室 ~10畳(17m²) |
プレハブ洋室 ~12畳(20m²) 木造和室 ~7畳(11m²) |
プレハブ洋室 ~14畳(23m²) 木造和室 ~8.5畳(14m²) |
加湿量 |
強 1000mL/h 中 810mL/h 静音 330mL/h |
強 900mL/h 中 760mL/h 静音 260mL/h |
強 750mL/h 中 600mL/h 静音 210mL/h |
強 600mL/h 中 480mL/h 静音 200mL/h |
強 420mL/h 中 280mL/h 静音 140mL/h |
強 500mL/h 中 400mL/h 静音 200mL/h |
各モデルの選ぶ理由や根拠を解説
SHARPの空気清浄機は他社メーカーと同様に性能毎に数種類のモデルが販売されております。
空気清浄の適用畳数や加湿機能だけではなく付加機能や本体サイズを考慮し、どのモデルを購入するべきなのか選ぶ理由や根拠を各シリーズ解説していきます。
KI-PX100
KI-PX100はSHARPの加湿空気清浄機2022年モデルの最上位モデルとなっており、「業界初1,000mL/hの大容量加湿」がメーカーとしての訴求ポイントにもなっているようです。
下位モデルのKI-PX75が適用畳数が34畳までとなっているため、34畳以上のお部屋を清浄したいのであればKI-PX100を購入することになります。
ちなみに加湿適用畳数が27畳、プラズマクラスター適用畳数は18畳がKI-PX75の限界スペックとなっています。
脱臭フィルターが「ガスもと〜る脱臭フィルター」に性能アップしていますので、NOxとSOxも脱臭効果に期待がもてます。
KI-PX75と同じプラズマクラスターNEXTが搭載されたモデルなのですが、新しい効果に
「ストレスが溜まりにくい環境をつくる」
「集中を維持しやすい環境をつくる」
との項目が追加されており、何故そうなるのかは理由が分かりませんが現在詳しく調査中です。
本体サイズはKI-PX75と比較して
幅427×奥行345×高さ700(KI-PX100)
幅395×奥行305×高さ650(KI-PX75)
このように横幅が約3cm、奥行が約4cm大きくなりますのでサイズ感は要チェックとなります。
本体価格の差は
約130,000円(KI-PX100)
約90,000円(KI-PX75)
このように約4万円もの金額差があります。
KI-PX100を選ぶ理由!
- 34畳以上の部屋を空気清浄する
- NOxとSOxも脱臭に期待ができる高性能フィルター
- 圧倒的な加湿力を求めるなら
- 精神面にいい影響を与える未知の効果を感じたい
KI-PX75
KI-PX75の最大の魅力は「プレフィルター自動掃除」が搭載されたことです。プレフィルターにホコリが目詰まりする事を防ぎ集塵性能が低下する事を防ぐことができるでじょう。
また加湿機能を向上させるために「加湿集中ガイド」という風路の切り替え技術で加湿の気化効率も高める事ができます。
SHARPの独自技術「COCORO AIR」を活かした音声発話にも対応していますので、操作に関するガイドをおこなってくれます。
本体サイズはKI-PX70と比較して
幅395×奥行305×高さ650(KI-PX75)
幅395×奥行265×高さ650(KI-PX70)
このように奥行が4cm大きくなるくらいの差になりますが、設置位置は事前に確認しておくことをオススメします。
本体価格の差は
約90,000円(KI-PX75)
約70,000円(KI-PX70)
このように約2万円の金額差があります。
KI-PX75を選ぶ理由!
- プレフィルター自動掃除の搭載
- 加湿集中ガイドで圧倒的な加湿力を実感出来る
- 空気清浄機から音声で情報を受け取りたい
KI-PX70
SHARPのイオン機能では最上位レベルである「プラズマクラスターNEXT」が搭載されたモデルとなっています。
スマホから操作したり、生活パターンをAIが学習して運転を最適化してくれる「COCORO AIR」もこの機種から利用ができるようになりますので魅力的な製品となるでしょう。
その他にも運転モードが増えたり、表示モニターも充実しますので下位モデルのKI-PS50とは金額差をしっかり確認してどちらを購入するのか選ぶようにしましょう。
本体サイズはKI-PS50と比較して
幅395×奥行265×高さ650(KI-PX70)
幅384×奥行230×高さ619(KI-PS50)
このように奥行と高さが共に約3cm大きくなります。この2機種はデザイン性に大きな違いが現れるモデルとなっていますので、スタイリッシュなデザインがよければKI-PX70、丸みのあるやわらかいデザインがよければKI-PS50に区別できます。
本体価格の差は
約70,000円(KI-PX75)
約50,000円(KI-PS50)
このように約2万円の金額差があります。
KI-PX70を選ぶ理由!
- プラズマクラスターNEXT
- COCORO AIRによりスマホから操作可能
- 帰宅時に空気清浄した効果が実感できる
- 飛散粒子にフォーカスした専用モードがある
KI-PS50
運転状況の確認ができるモニターが搭載されているため、湿度だけではなく「湿度、温度、電気代」が確認できるようになっています。
また利便性や安全性も考慮されており、キャスターの搭載で場所の移動が楽にできるようになった事と、チャイルドロックの搭載により小さいお子様がいらっしゃるご家庭でも安心して利用することが出来るモデルと言えます。
本体サイズはKI-PS40と比較して
幅384×奥行230×高さ619(KI-PS50)
幅280×奥行260×高さ622(KI-PS40)
このように横幅は10cm大きくなりますが、奥行3cm小さくなりますので、少しでも奥行が狭いモデルを希望するならオススメとなるでしょう。
本体価格の差は
約50,000円(KI-PS50)
約40,000円(KI-PS40)
このように約1万円の金額差があります。
KI-PS50を選ぶ理由!
- モニターが湿度以外にも温度・電気代が表示
- フィルターが高性能になりVOCの脱臭も可能
- キャスターの搭載により移動もしやすい
KI-PS40
当モデルは小スペースでも設置ができるタワー型の空気清浄機として設計販売されております。
四方の幅が30cm以内で収まる驚きのコンパクト差にも関わらず、空気清浄の適用畳数は約18畳+加湿量420mL/hと性能の高さにも驚きです。
プラズマクラスター25000を搭載しているため、イオンを利用した空間除菌にも期待が持てるモデルとなるでしょう。
本体サイズはKI-P50と比較して
幅280×奥行260×高さ622(KI-PS40)
幅399×奥行230×高さ613(KC-P50)
このように横幅は10cmも小さくなり、設置位置が小スペースでも検討できる事がKI-PS40の最大の魅力です。
本体価格の差は
約40,000円(KI-PS40)
約40,000円(KI-P50)
このように金額差に違いはほとんどありません。
KI-PS40を選ぶ理由!
- タワー型で設置面積が小さく置き場所に困らない
- プラズマクラスター25000の搭載
- 空気清浄メインならKC-P50orKI-PS50の購入を
KC-P50
加湿機能を備えた空気清浄機で、プラズマクラスターではなく空気清浄の能力を重要視したい場合はKI-PS40ではなく、当モデルKC-P50を購入するといいでしょう。
少しでも本体をコンパクトにしたい、プラズマクラスターが7000ではなく25000にグレードアップしたいとのことであれば「KI-PS40」を検討しましょう。
本体サイズはFU-P50と比較して
幅399×奥行230×高さ613(KC-P50)
幅383×奥行209×高さ540(FU-P50)
このように本体サイズはFU-P50よりも少し大きめとなりますが、奥行は狭めの設計なので幅と高さが問題ないかチェックして購入検討してみましょう。
本体価格の差は
約40,000円(KC-P50)
約30,000円(FU-P50)
このように約1万円の金額差があります。
KI-P50を選ぶ理由!
- 空気清浄機で加湿もしたいならこのモデルから!
- 安価ながら空気清浄面積はKI-PS50同様に23畳まで可能
FU-P50
高性能なフィルターであるHEPAフィルターが搭載された空気清浄機です。HEPAフィルターは「0.3μmの微小な粒子を99.97%以上集塵」できるフィルターと規格が決められていますので、集塵性能には期待が持てます。
加湿機能はありませんが、空気清浄適用面積は23畳とかなりの広さとなっています。
本体サイズはFU-P50と比較して
幅383×奥行209×高さ540(FU-P50)
径190×高さ330(FU-PC01)
このように奥行が20cm近くになり、手のひらと同じくらいの奥行になりますので設置しても圧迫感を感じにくいでしょう。
本体価格の差は
約30,000円(FU-P50)
約20,000円(FU-PC01)
このように約1万円の金額差があります。
FU-P50を選ぶ理由!
- 加湿機能が不要な方にオススメ!
- KC-P50とKC-PS50同様に23畳まで空気清浄対応
- HEPAフィルターの搭載で集塵効果に期待できる
FU-PC01
とにかくコンパクトな空気清浄機が欲しい!という方にはこのモデルがオススメです。
プラズマクラスター7000も搭載されていますので、普通の小型空気清浄機を購入するよりも、イオン効果でより空気清浄を期待できることでしょう。
本体サイズは
径190×高さ330(FU-PC01)
本体価格の差は
約20,000円(FU-PC01)
このよな金額設定となっています。
FU-PC01を選ぶ理由!
- 置き場所を選ばない超小型空気清浄機
- 6畳まで空気清浄対応なので1人暮らしにもオススメ
- プラズマクラスター7000により静電気除去に期待
旧モデルの全シリーズ比較
2022年の最新モデルをチェックしたところで、そもそも旧モデルと何が変わったの?と知りたくなっていませんか?
2022年のSHARP空気清浄機は加湿力の向上が1番大きなポイントかと思いますが、下記のリンクにて過去のモデルをスペック表で比較していますので参考にしてみるといいでしょう。
他社メーカーの2022年空気清浄機
空気清浄機を提供している家電製品メーカーは数多く存在しており、メーカー事にオススメポイントや特徴が異なります。
日本メーカーでは「SHARP」、「DAIKIN」、「Panasonic」が有名で、フィルターを長期間交換しなくていい利点があったり、イオン技術を積極的に採用している所が特徴になります。
海外メーカーでは「ダイソン」、「BLUE AIR」が有名で、パワフルな気流や目の細かいフィルターが特徴となっている為、集塵性能の高さには期待が持てます。しかし、フィルター交換は半年に1回や1年に1回といったように交換頻度が早いためランニングコストが高くなるのが特徴としてあげられます。
それでは、それぞれのメーカーを下記にてまとめていますので興味のある空気清浄機メーカーがあれば是非ともチェックしてみてください。
DAIKIN
空調機器と冷媒の両方を製造出来る世界で唯一のメーカーとしてサービス提供を行っているDAIKINですが、「空気で答えを出す会社」をモットーに事業展開を行っています。
空気清浄機に関しては、ストリーマ放電を利用した有害物質へのアプローチが好評でDAIKINのストリーマ技術は空気清浄機界に革新をもたらしています。
DAIKINの空気清浄機は設置スペースを取らないタワー型のモデルが多いため、パワフルな空気清浄機を設置したいけど置き場所がないという方にはオススメのメーカーとなります。
Panasonic
言わずと知れた家電製品の超大手メーカーPanasonicですが、空気清浄機でもメーカーブランドの安心感から迷わず購入される方は非常に多いです。
菌やウイルスを抑制してくれるだけでなく、お肌に潤いも与えてくれる「ナノイー」はPanasonicの技術で有名ですが、空気清浄機にももちろん採用されています。
他社にはない木目調のモダンなデザインがあることも選ばれる理由となっているようです。
ダイソン
ダイソンの空気清浄機は本体のデザインが非常に特徴的で、何故あの構造で風が吹き出てくるのか不思議に感じた事がある製品となるのではないてしょうか。
選ばれるべき理由としてはデザイン性以外にも、集塵フィルターのレベルが高い事や、モデルによってヒーター機能が搭載されている点が挙げられます。
集塵フィルターに関しては、「0.1μmの微細粒子を99.95%除去」できてしまう日本の空気清浄機メーカーでは考えられない超ハイスペックフィルターが搭載されているのです。
デザイン性、フィルター性能を優先するならダイソン一択でしょう!
Electrolux
Electrolux(エレクトロラックス)は北欧スウェーデンに本社があり、100年以上の歴史がある家電製品メーカーとなります。
世界初の家庭用お掃除ロボットを発売したのもElectroluxと言われており、常に時代をリードする企業と言えるでしょう。
空気清浄機としては、北欧らしいファブリック調のデザインが特徴的で、360°から集塵できる高性能フィルターが人気のポイントとなっています。
BlueAir
BlueAir(ブルーエア)は1996年に創業し、25周年を迎えるスウェーデンの空気清浄機メーカーとなります。
BlueAir製の空気清浄は全てのモデルで「きれいな空気の供給率」を測る世界基準CADR(Clean Air Delivery Rate)で最高水準の評価を獲得するほどの高性能となっており、機器本体のデザインも北欧を代表するデザイン賞「エクセレント・スウェーデン・デザイン賞」を受賞するなど今となっては一般家庭だけでなく、病院や美術館、大使館など様々な企業から採用されている空気清浄機なのです。
Kirala Air
株式会社Kiralaの空気清浄機は2020年に設立された新規事業になりますが、オゾンの力を利用した他社にはない画期的な空気清浄機となります。
Kirala Airでは人体に影響がないとされるオゾン濃度の基準値0.1ppm以下に着目し、最大濃度を0.1ppm以下に設定することで人体への安全性も確保しながら、有害物質への効果も実証しています。
付着した菌やウイルスも除去したい!と考える方は普通の空気清浄機で実現する事は難しいので、Kirala Airの空気清浄機を検討してみることをオススメします。
カドー
カドーは、”美しい空気” と ”心地よい空気感” を創出するブランドと謳っており、その名の通りオシャレなデザイン性と優れた性能が特徴となっています。
カドーの空気清浄機は2012年にデビューし、日本メーカーとして初めてCADR最高値を獲得しています。
フィルターには光触媒技術を採用しており、菌やウイルスを分解して除去するため、捕集を行う機器内部も清潔に保ちやすい設計だと言えるでしょう。
空気清浄適用畳数は他社よりも狭めですが、10畳くらいのお部屋であれば文句なしのハイスペックとなりオシャレなデザイン性に心動かされること間違いなしです。