冬場の暖房器具でファンヒーターや電気ストーブなら良く耳にした事あるけど、オイルヒーターは聞き慣れないし見た事もないという方は多いのではないでしょうか?
そんな方の為に5分でオイルヒーターの事が分かり、選び方までマスターしてしまう記事をまとめました。ぜひ参考にしてください。
目次
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5分で分かるオイルヒーターの選び方
そもそもオイルヒーターとは、難燃性のオイルを電気で暖め熱を発生させる暖房器具のこと。ファンヒーターやエアコンの様に温風を発生させる仕組みではなく輻射熱と呼ばれるオイルヒーター本体から発される放熱でお部屋を暖める仕組みです。
オイルの交換は不要で電源を繋げるだけで、繰り返し何回でも利用できます。
オイルヒーターを購入する際に注目するポイントは
- 対応畳数
- 本体サイズ
- 最大出力
- 安全性
- タイマー機能
この5つになります。※以降下記参照
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1.対応畳数
まずはエアコン選びと同様にオイルヒーターがお部屋何畳までを最適に暖める事が出来るのかを確認しましょう。一般的に3畳~6畳程のモデルが低価格帯となり、10畳~13畳程のモデルが現在でのハイスペック機種となります。
お部屋構造により畳数の目安が変動する事もあるので注意が必要なのですが、基本的に鉄筋or木造で考えていただき、鉄筋になると暖まりにくいので広めの畳数を検討すると覚えていれば大丈夫です。
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2.本体サイズ
オイルヒーターは床面に据え置きして利用するので、どこに置くのか配置をある程度考えた方がいいです。
オススメの設置ポジションとしては冷たい風が入ってきやすい窓際となっており、その周辺で設置するならどれくらいのサイズを購入すればいいのかという流れで機種を決めましょう。
暖めるパワーが強くなれば必然的に本体サイズも大きくなるので、優先度としては暖房力を優先し、設置位置を変更するようにしてみてください。
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3.消費電力(W)
消費電力はハイスペックモデルで最大1500Wのが主流
です。基本的に適応畳数が広いもの程消費電力は大きくなっていきます。
消費電力は切り替えができるタイプと切り替えが出来ないタイプに分かれるので選ぶ際は注意が必要。
1500W、1200W、900W、600W、300Wこのように切り替えが出来るモデルを選べば、お部屋に合わせた運転を行い節約にも繋げる事ができます。
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4.安全性
オイルヒーターは暖かい風の送風等を行わずに、機械本体が熱源になる機器です。つまり本体の温度が非常に高く危険なモデルも存在します。
低価格帯のモデルであれば、本体温度は約80℃で触り方によってはかなりの熱さを感じる事になります。
ミドルスペックからハイスペックモデルになれば触れても安心できる約60℃で運転できるモデルが増えるので覚えておきましょう。
またお子様が触っても大丈夫なチャイルドロック機能や転倒防止機能が搭載されているモデルもあります。
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5.タイマー機能
タイマー機能があれば、自動で電源のON/OFFができるため、外出時の消し忘れの防止に繋がります。
さらに電源ONのタイマー機能も上手く活用することができるようになれば、起床の時刻に合わせて設定したり帰宅時に合わせて運転を開始させる事が出来ます。
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もっと詳しくオイルヒーターを知りたい
オイルヒーターの特徴
オイルヒーターの特徴は温風を使わない、石油やガスを使わない。輻射熱で暖める、喉が乾燥しにくい。このような特徴があります。
エアコンやファンヒーター等は暖かい風を送風することでお部屋全体を暖めますが、暖めムラができたり、風が体に当たる事が不快に感じたり喉が乾燥したりします。
その点オイルヒーターであれば輻射熱によりお部屋全体をムラなく暖めてくれるので快適なお部屋空間を作ることができるのです。
輻射熱とは
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オイルヒーターのメリットやデメリット
メリット
▫温風がでない
エアコンやファンヒーター等と違い、風を活用した機械ではないのでお部屋のホコリやペットの毛を巻き上げずに綺麗な空間を保つことができます。またお部屋の暖まる温度ムラも少なくなります。
▫乾燥を感じにくい
暖房器具を利用するとお部屋が乾燥するのは避けられない事なのですが、オイルヒーターは風を使わずに暖めるので体感としてエアコンよりも乾燥してると感じにくくなります。
メーカー側も乾燥しにくい、お肌の潤いを保ちやすいと謳っている場合が多いです。科学的に部屋の温度が暖まるとお部屋が乾燥する事に間違いないのですが、エアコンよりも体感的に乾燥を感じなる事は間違いないようです。
▫お手入れが簡単
エアコン等と違い、オイルヒーターは基本的にフィルターのお掃除は必要ありません。お手入れする際は本体に付着したホコリや汚れを拭き取るだけでいいので簡単です。
▫安全性が高い
オイルヒーターは風を使わずに機器本体が熱源となりお部屋を暖める仕組みは理解されたでしょうが、熱源になるということは間違えて触れてしまった場合に危ないのでないか、という疑問を多くの方が想像されることでしょう。
確かに機種によっては本体の表面温度が約80度で運転するものがありこの温度だと確かに危険です。しかし、日本で販売されている機種は約60℃から70℃で運転するモデルが多いので購入する際に確認だけしておけば安心して利用できる機械となるのです。
さらにお子様が間違えて触ってしまった場合や、機器本体を倒してしまった場合に転倒防止機能を搭載している機種やチャイルドロック機能を備えている機種もありますのでチェックしておきましょう。
▫好きな部屋で使える
エアコンであれば設置場所が決まっており別の部屋を暖めたいと思っても移動が出来ないので不便です。
オイルヒーターはコンセントに繋げれば運転するので、どのお部屋でも暖めることができます。移動の事を考慮されキャスターが付いたモデルも多くコロコロ転がすだけで別の部屋を簡単に暖められるので嬉しい暖房器具です。
デメリット
▫暖まるのに時間がかかる(エアコン比)
オイルヒーターはお部屋が暖まってしまえば、空気喚起をしても体感的に室温変化を感じにくいというメリットがあるのですが、そもそもお部屋が暖まるまでに時間がかかります。
お部屋の畳数に合ったモデルを選んだ場合でも20分~40分程暖かくなるまでに時間を要する事がほとんどなので、すぐに暖を取りたいという方には向かないでしょう。
タイマー機能の活用やWiFi対応でスマホ連携できるモデルを購入されれば、帰宅前に電源をONにしてポカポカの環境を作ることができるので対策のしようはあります。
▫電気代が高い
オイルヒーターは電気代が高いと言われる事が多く、確かにエアコンよりも電気代がかかる場合が多いかもしれません。
理由としてはエアコンは運転開始時の消費電力はかなり大きくなってしまうのですが、室温が設定温度に近づいてくると消費電力も小さくなってきます。短時間の外出時はエアコンをつけっぱなしにしていた方が良いとの理由はここからきてるんですね。
オイルヒーターに関しては設置した消費電力で常に運転を行うので、お部屋が暖まった場合でも同じ消費電力で運転を行います。手動で消費電力を下げたり、最近ではECO運転機能が搭載されたモデルも販売されているのでこういったモデルを選ばれると電気代のコスト削減には繋がることでしょう。